コード XB14-01
系列 人文学専攻(博士後期課程)
授業科目 人文学特論Ⅳ
副題 (パロディ研究)
副専攻
担当者 大塚 美保
単位 4
期・曜時 通年 木3
対象学年 院生のみ
特記事項

学習目標
 文学はもちろん芸術全般を理解する上で重要な「パロディ」の概念について、現代芸術理論の成果を踏まえつつ理解する。また、研究実践を通じてその分析方法を考える。知識および研究方法上の知見を得ることで、博士学位論文への布石とする。
授業概要
 L・ハッチオンの理論を足場とし、例を日本の近代文学に取りつつ、パロディの概念とその具体相を検証して行く。講義と演習を組み合わせて進め、受講者にはパロディ芸術の具体例についての研究発表を課す。なお、日本文学専攻者には、既習事項に関する解説も担当して貰う。
テキスト
 リンダ・ハッチオン『パロディの理論』(未来社、辻麻子訳)
参考文献・課題図書
 土田知則ほか『現代文学理論』(新曜社)
その他は授業中に紹介。
受講生への要望
 日本近代文学以外の専攻者を広く歓迎する。
評価方法
 発表、期末レポート、意見交換への参加、出席による。
授業計画
1.ガイダンス:年間計画、発表スケジュール、ほか
2.講義:日本近代文学におけるパロディの実例
3.講義:森鴎外訳『女の決闘』講読
4.講義:太宰治『女の決闘』講読(一~二)
5.講義: 同上        (三~四)
6.講義: 同上        (五~六)
7.演習:太宰『女の決闘』のメタフィクション性
8.演習:太宰『女の決闘』のパロディ性
9.講義:パロディとその関連概念の整理(引用、翻案)
10.講義: 同上  (パランプセスト、間テクスト性)
11.講義:ハッチオン『パロディの理論』講読(第一章)
12.講義: 同上             (第二章)
13.講義: 同上             (第三章)
14.講義: 同上             (第四章)
15.講義: 同上           (第五~六章)
16.演習:パロディ芸術の具体例に関する研究
17.演習: 同上  (以下、受講者が1~2回ずつ発表を行う。
18.演習: 同上   各人の専門に即した例を選んでよい。)
19.演習: 同上
20.演習: 同上
21.演習: 同上
22.演習: 同上
23.演習: 同上
24.演習: 同上
25.演習: 同上
26.演習: 同上
27.演習: 同上
28.演習: 同上
29.講義:これまでの成果の整理、期末レポートの指示
30.総括:年間のまとめ
自由記述欄

Copyrights 2009 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ