コード BD30-11
系列 系列:基礎課程演習
授業科目 基礎課程演習 11
副題 (古代の数学(人類はなぜ数学を必要としたか))
副専攻
担当者 三田 晴義
単位 2
期・曜時 前期 月5
対象学年 1年
特記事項

学習目標
 現代の数学は非常に抽象化され難解であるが、数学は生まれた時から抽象的なのではなく、むしろ実用のため、生活のために生まれ発展してきたと言ってよい。人類はいつごろから数を持ち始めたのか、そして、なぜ数学を必要としたのかを探り、人間が生活していくうえで数を持つ事、あるいは数学を用いることに必然性があることを再発見する。
授業概要
 人類が数を持ち始めたのはいつからかという疑問から始め、古代における数学、主にメソポタミア、エジプト、ギリシャにおける数学を研究する。古代における数学は人間の生活上の必要性から生まれ発展している。文明の発展とそれに伴う数学の進化について学んでいく。授業ではクラスをグループ分けし、グループ単位での調査、発表、そしてレジュメ作りを行い、クラス内でディスカッションを行なう。
テキスト
 なし
参考文献・課題図書
 グループごとに時代背景が異なるので、その都度提示する。
受講生への要望
 扱う古代の数学は、現代で言えば、せいぜい中学生レベルまでであるから数学そのものは難しくない。それよりも、人類が数学を何故必要としたのかに興味を抱いて欲しい。
評価方法
 各人のグループ内での発表とリポートによって評価する。
授業計画
1.[メソポタミアの数学]メソポタミアの文明の概観
2.文字の発明と数の表記(ウルク文字と楔形文字)
3.数の60進法と数学の問題
4.[エジプトの数学]エジプト文明の概観
5.書記の出現と数学
6.エジプト神聖文字と民用文字
7.天文、建造物のための数学
8.リンドパピルスの数学1
9.リンドパピルスの数学2
10.[ギリシャの数学]ギリシャ時代の概観
11.哲学者の下での数学
12.ピタゴラスの出現とその学派の数学
13.ゼノンのパラドックスと連続量
14.作図問題(円積問題、デロス島問題)とユークリッド
15.ギリシャ数学の他国への波及
自由記述欄

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