コード CB34-01
系列 系列:日本文学
授業科目 古典文学研究Ⅳ
副題 (『枕草子』を読む)
副専攻 C1
担当者 原岡 文子
単位 2
期・曜時 前期 金3
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

学習目標
 『枕草子』の代表的な章段の幾つかに触れることで、その文学史的な位置、作品の特色を理解する。
授業概要
 『枕草子』は、その内容から大きく類聚的章段(ものづくしの章段)・随想的章段・日記的章段の三つの分野に分類される作品である。適宜章段を選び精読を試みつつ、それぞれの特色、また三分野を通してうかがわれる作者の考え方を探りたい。
テキスト
 石田穣二訳注『枕草子』上・下巻(角川ソフィア文庫)
参考文献・課題図書
 教室で指示する。
受講生への要望
 『枕草子』全体の通読を望みたい。
評価方法
 筆記試験による。
授業計画
1.『枕草子』入門① ビデオ鑑賞ほか。
2.『枕草子』入門② 作品の概要、構成、本文など。
3.一「春は曙」(随想的章段) 『枕草子』の源泉、和歌、漢詩文との関係。
4.『枕草子』の新しさとは何か。
5.二「大進成昌が家に」(日記的章段)① 『枕草子』と史実。
6.二「大進成昌が家に」(日記的章段)② 『枕草子』の「笑い」
7.日記的章段の語るもの。
8.二二「すさまじきもの」(「もの」型類聚的章段)
9.二六「心ときめきするもの」
10.三四「木の花は」(「は」型類聚的章段)
11.類聚的章段の語るもの。
12.『枕草子』と『源氏物語』①
13.『枕草子』と『源氏物語』②
14.『枕草子』の世界(まとめ)
15.まとめ、質疑。試験など。
自由記述欄

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