コード HA76-01
系列 系列:哲学・思想史
授業科目 倫理学概論Ⅳ
副題 (悪と正義)
副専攻 H1
担当者 冨原 眞弓
単位 2
期・曜時 後期 火2
対象学年 1(A)・2・3・4年
特記事項

学習目標
 倫理学の諸概念と方法論を学び、客観的かつ主体的な価値判断の基準を身につける。
授業概要
 「悪」と「正義」の概念を軸にすえ、古代から現代までの哲学者の引用や資料に依拠しつつ、倫理学の基本的な諸概念を系統的に解説する。
テキスト
 必要なテクスト等を随時配布する。
参考文献・課題図書
 授業の進行に応じて随時紹介する。
受講生への要望
 講義の進行は速く、欠席が重なると理解が困難になるので、毎回の出席とリスポンスペーパー提出、および真摯な受講姿勢が望まれる。
評価方法
 出席率(3分の1以上の欠席で期末試験の受験資格喪失)、リスポンスペーパー、要約発表、期末試験等により総合的に評価する。
授業計画
1.Ⅰ-0 悪の概念化
2.Ⅰ-1 義人の苦しみ   『ヨブ記』
3.Ⅰ-2 想像力の産物   スピノザ『エチカ』
4.Ⅰ-3 無知ゆえの躓き  ライプニッツ「神の原因」
5.Ⅰ-4 神の弱さ     ヨナス『アウシュヴィッツ後の神概念』 
6.Ⅱ-0 悪の起源
7.Ⅱ-1 神の無垢     プラトン『国家』
8.Ⅱ-2 人間の仕業    ルソー『エミール』
9.Ⅱ-3 無力としての悪  パウロ『ローマ人への手紙』
10.Ⅱ-4 思考の不在    アレント『道徳的考察』
11.Ⅲ-0 正義と法
12.Ⅲ-1 普遍的正義    アリストテレス『二コマコス倫理学』
13.Ⅲ-2 裁定者の価値   アラン『プロポ』
14.Ⅲ-5 暴力と正義    ホッブス『リヴァイアサン』
15.Ⅲ-6 強者の理論    アラン『哲学原理』
自由記述欄

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