コード JA11-01
系列 系列:教育学・初等教育学
授業科目 教育学概論
副題
副専攻 J1
担当者 小澤 周三
単位 4
期・曜時 通年 火1
対象学年 2年
特記事項

学習目標
 教育について考察し、議論をする際に用いる用語の学術的意義を正確に理解すると共に、教育学のアウトラインを把握し、教育学の様々な専門分野の学習と研究の基礎的能力を習得することを学習目標とします。
授業概要
 教育の意義、思想、内容、方法、制度等について学問的に考察するための基礎的、基本的な概念等を紹介し、受講生と共に考えていく。日本と諸外国での新しい実践例を、ビデオやスライド等で紹介する予定。
テキスト
 小澤周三他『教育思想史』有斐閣。主として前期
 小澤周三他『現代教育学入門』勁草書房。主として後期
参考文献・課題図書
 小澤周三他『教育学キーワード』有斐閣。
受講生への要望
 積極的参加を望みます。
評価方法
 授業への出席、参加態度及び期末テストにより総合的に評価します。
授業計画
1.教育の意義、宗教、政治との相違点
2.教育思想の源流(ソクラテス、プラトン、アリストテレス等)
3.ルネッサンスと教育思想(エラスムス、モンテーニュ等)
4.方法と教育思想(コメニウス、ヘルバルト、ブルーナー等)
5.自然と教育(ルソー、ペスタロッチ等)
6.国民教育のための思想(コンドルセ、スミス、オーエン等)
7.田園教育舎系新学校の思想(レディ、ドモラン、リーツ等)
8.児童中心主義の教育思想(エマソン、パーカー、デューイ等)
9.生活と教育思想(イタール、セガン、ドクロリー等)
10.児童観、遊びと教育思想(フレーベル、ピアジェ、フレネ等)
11.芸術と教育思想(シラー、ラスキン、モリス等)
12.労働と教育思想(ペスタロッチ、クループスカヤ等)
13.価値観、人格形成と教育思想(ジョン・ロック、カント等)
14.教育内容と教育思想(スペンサー、ブルーム等)
15.現代における教育思想(人間学、ボルノー等)
16.生涯学習・脱学校論の思想(ラングラン、イリイチ等)
17.教育の基本構造
18.教育の社会的基礎(発達課題等)
19.情報化と教育
20.国際化、グローバル化と教育
21.教育制度の類型
22.義務教育制度(日本)
23.義務教育制度(諸外国)
24.教育制度の改革(オルターナティヴ・スクール等)
25.学校経営、学校組織
26.教育課程の概念、領域とその構成原理・
27.日本の教育課程
28.教育方法
29.教育行政
30.教員養成・現職教育、その将来像
自由記述欄
何が正しく、何が善く、何が美しいのかを考察し、主張することは、グローバル化の進む今日、ますます重要になってきております。人生をいかに生きるべきか、子どものみならず成人や高齢者の教育と学習はいかにあるべきか、問題は何なのかを身近なことも世界的な関連事項をも視野に入れて考えていきます。

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