コード LF27-01
系列 系列:心理学
授業科目 発達心理学特講6
副題 (コミュニケーションの発達と進化)
副専攻
担当者 岸本 健
単位 2
期・曜時 後期 木2
対象学年 3・4年
特記事項

学習目標
 なぜ人間は大変多様な文化を有するようになったのか。本講義では、この謎に対して、コミュニケーションの発達と進化の視点からアプローチした研究を紹介する。本講義を通し、学生が人間のコミュニケーションに対して新たな視点を獲ることを目標とする。
授業概要
 乳幼児はまだ明瞭な言葉を発することはできない。しかし、この時期の幼児でも、さまざまな方法で他者とコミュニケーションを行うことが明らかとなってきている。本講義では「乳幼児のコミュニケーション」を通して、人間のコミュニケーションの発達的起源や人間の文化、そして、社会的認知能力の発達や進化について論じる。
テキスト
 特に使用しない
参考文献・課題図書
 適宜紹介していく
受講生への要望
 積極的な参加を望みます。乳幼児の行動のおもしろさ、不思議さを一緒に感じていただきたいと思います。
評価方法
 出席カードへの記述、学期末に行う試験などを総合して評価する。
授業計画
1.表情と感情Ⅰ-母子を「結びつける」コミュニケーション
2.表情と感情Ⅱ-母子を「離す」コミュニケーション
3.視線Ⅰ-共同注意とは何か
4.視線Ⅱ-乳幼児とアイコンタクト
5.指さしⅠ-言葉の前のコミュニケーション
6.指さしⅡ-身振りから言語へ
7.心の理論Ⅰ-乳幼児は他者の心をいつから理解するか?
8.心の理論Ⅱ-他者の心を理解する能力の発達と進化
9.模倣Ⅰ-新生児模倣
10.模倣Ⅱ-分かり合う身体
11.ことばⅠ-養育者の関わりと乳幼児の言語発達
12.ことばⅡ-言語の発達と進化
13.教育Ⅰ-ヒト特有のコミュニケーション?
14.教育Ⅱ-大人から知識を引き継ぐ仕組み
15.本講義のまとめ 
自由記述欄

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