コード CB36-01
系列 系列:日本文学
授業科目 古典文学研究Ⅵ
副題
副専攻 C1
担当者 齋藤 真麻理
単位 2
期・曜時 後期 金4
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 御伽草子を素材として、室町文芸の世界を考究する。
授業概要
 美しい姫が牛に変わってしまう御伽草子『ささやき竹』は、老僧の滑稽な失敗譚である。本作品には濃彩の挿絵があるが、それらを本文と共に読み解いてゆく。昔話「牛の嫁入り」や落語、フランスの笑話などとも比較検討しながら、物語の成立した時代背景を考えてみたい。
テキスト
 プリントを配布する。
参考文献・課題図書
 『室町時代物語大成』(角川書店)
受講生への要望
 テキストはすべて配布プリントを用いる。随時配布するので、その都度、各自責任を持って受け取ること。
評価方法
 試験及び出席等の平常点。
授業計画
1.御伽草子概説(1)
2.御伽草子概説(2)
3.『ささやき竹』読解(1)―雨ごいの話―
4.『ささやき竹』読解(2)―天女の舞―
5.『ささやき竹』読解(3)―申し子の話―
6.『ささやき竹』読解(4)―老僧の恋―
7.『ささやき竹』読解(5)―偽のお告げ―
8.『ささやき竹』読解(6)―牛の嫁入り―
9.『ささやき竹』読解(7)―鞍馬寺騒動と天狗―
10.「ささやく」に隠された意味
11.鞍馬寺の歴史と文化
12.昔話と御伽草子
13.フランスの笑話と日本の説話
14.絵巻の世界
15.総括
自由記述欄

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