コード CB72-01
系列 系列:日本文学
授業科目 近代文学研究Ⅱ
副題 (日本近代文学の展開)
副専攻 C1
担当者 大塚 美保
単位 2
期・曜時 後期 火2
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 明治末期~昭和初期を中心に、近代日本文学史の正確な知識を身につける。同時に、日本における「近代小説」の特異な確立のありようを理解する。もって演習・卒業論文等の基礎とする。
授業概要
 前期の「日本文学史Ⅴ」の続編。明治末期から昭和初期を中心に、日本の「近代小説」が確立され、やがて批判・解体の対象とされるに至る過程を追う。この時期、文芸思潮をさす「○○主義・○○派」という用語が多く現れる。その内実をわかりやすく説明し、受講生の演習や卒業論文に役立てたい。
テキスト
 とくに指定せず、プリントを配布する。
参考文献・課題図書
 授業の中で紹介する。
受講生への要望
 前期・同じ曜時の「日本文学史Ⅴ」と続けて履修するとより理解が深まる。なお、文学史は知識積み上げ型の科目。欠席が重なると後続部分の理解が困難になるので、注意したい。
評価方法
 期末筆記試験、出席、平常点(授業内小レポート等)による。
授業計画
1.ガイダンス・導入講義
2.自然主義の文学①:日本における自然主義
3.自然主義の文学②:フランスにおける自然主義
4.反自然主義の文学①:耽美主義
5.反自然主義の文学②:白樺派
6.近代小説のひとつの成熟①:新思潮派
7.近代小説のひとつの成熟②:私小説・心境小説
8.大衆文学の成立と展開:時代小説・探偵小説・ほか
9.近代文学の批判と解体①:新感覚派
10.近代文学の批判と解体②:プロレタリア文学
11.近代文学の批判と解体③:近代文学から現代文学へ
12.補説①:検閲
13.補説②:文学史の中のヒエラルキー
14.補説③:就職試験・資格試験の中の文学史
15.総括:半期のまとめ
自由記述欄

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