コード EK13-01
系列 系列:人間関係
授業科目 宗教心理学1
副題
副専攻 E1
担当者 葛西 賢太
単位 2
期・曜時 前期 火2
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 仏教、キリスト教、イスラームの「三大宗教」の創始者を、時間軸に沿い、自伝的に理解します。創始者の体験が宗教に構成される過程を学びます。教義的知識でなく、一人の人間として「三大宗教」の開祖たちを知ることが目標です。
授業概要
 異国で、また日本国内で、私たちは様々な宗教に出会います。新聞・雑誌、テレビ番組などマスメディアでよくみられる、個人のライフヒストリーにより、他者(他宗教)を理解する方法について学びます。前期(宗教心理学1)は「三大宗教」創始者の事例を扱い、後期(宗教心理学2)はライフヒストリー法実践の観点から、理解の深度と幅を広げます。
テキスト
 
参考文献・課題図書
 島薗・葛西他『宗教学キーワード』有斐閣。
 その他、講義中に適宜指示します。
受講生への要望
 宗教というと、党派的で封建的で独善的、時に危険な集団をイメージしがちな時代です。しかし、三大宗教の開祖の人生はなかなか魅力的で、現代人に通じるものも多くあります(また人生物語の魅力が宗教の重要な魅力だったりします)。これについて、書物を紹介しますので、積極的に参加し、読み、感想を聞かせてください。できる限り毎回出席願います。
評価方法
 授業中の発言等平常点2割、授業後のコメント3割、期末試験5割の比率で評価します。
授業計画
1.宗教心理学とは何か、ライフヒストリーを押さえる方針
2.ゴータマ・シッダルタの生涯
3.映像作品に描かれた仏伝
4.『仏伝』神秘化と脱神秘化
5.転生活仏
6.イエスの生涯
7.映像作品に描かれたキリスト
8.諸共観福音書における神秘化と脱神秘化
9.宗教的経験の諸相でのキリスト教神秘主義体験
10.ムハンマドの生涯
11.映像作品に描かれたムハンマド
12.クルアーンとハディースにおける神秘化と脱神秘化
13.ペルセポリス-イスラーム世界の女性自伝
14.時間軸に沿い語る-本人にとっての意義・心理学的分析
15.まとめ
自由記述欄
宗教心理学2(後期開講)も、宗教者のライフヒストリーに注目しますが、理論面応用面を扱います。二つの科目は独立して評価しますが、1-2連続しての受講をお勧めします。

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