コード GB23-01
系列 系列:国際交流
授業科目 現代家族法
副題 (21世紀の家族とは)
副専攻 G1
担当者 松浦 聖子
単位 4
期・曜時 通年 木3
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 本講義では、現代の家族問題に対する法的な問題意識を深めることを目標とします。
授業概要
 現代の日本社会では、個人の価値観が多様化し、夫婦・親子などの家族生活に大きな変化が生じています。これは、非婚・シングルペアレント・離婚の増加などの現象に表れている通りです。また、子のない夫婦の養子縁組・人口生殖の増加は、生物学的な親子関係のない「親子」を法律的にどのように取り扱うかの問題をもたらします。高齢の親の財産関係をどのように取り扱うのかについても、後見制度や遺言制度を活用するニーズを生みます。人が生まれてから死ぬまでの家族生活関係を、家族法という視点から学ぶことによって、21世紀の家族問題を考えてゆきましょう。
テキスト
 松川正毅『民法 親族・相続(第2版)』有斐閣アルマ
 石川明 編『法学六法'10』信山社
参考文献・課題図書
 『家族法判例百選(第7版)』別冊ジュリストNo.193 有斐閣
受講生への要望
 「子」としての立場のみならず、将来結婚して「妻」になった場合や、子をもち「親」になった場合を考えながら学ぶことで、家族を取り巻く法律関係を立体的にとらえてください。
評価方法
 授業態度およびテストを総合して評価します。
授業計画
1.ガイダンス 家族法とは何か・家族法の特徴
2.親族法総論① 氏・名・戸籍 
3.親族法総論② 親族関係
4.婚姻① 婚約・婚姻の成立
5.婚姻② 婚姻の効力
6.婚姻③ 内縁
7.婚姻④ 自由な結合
8.離婚① 離婚の種類・離婚の成立
9.離婚② 離婚の効力
10.離婚③ 離婚の効力
11.親子① 親権・実子
12.親子② 養子・生殖医療で生まれた子
13.家族の保護① 未成年者
14.家族の保護② 成年後見制度
15.家族の保護③ 扶養
16.相続法総論 相続制度の歴史・相続の根拠
17.法定相続① 相続の開始・相続人
18.法定相続② 代襲相続・欠格・廃除
19.法定相続③ 相続財産・相続分
20.法定相続④ 遺産共有・遺産分割
21.法定相続⑤ 承認・限定承認・放棄
22.法定相続⑥ 相続人不存在・相続回復請求権
23.遺言相続① 遺言の方式・遺言能力
24.遺言相続② 遺言の効力
25.遺言相続③ 遺贈
26.遺言相続④ 遺言執行
27.遺留分① 遺留分の意義・遺留分の範囲
28.遺留分② 遺留分減殺請求権・遺留分の放棄
29.相続の計算
30.まとめ 民法改正の動向・現代社会と家族
自由記述欄

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