コード HA51-01
系列 系列:哲学・思想史
授業科目 日本倫理思想史Ⅰ
副題 (日本人と信仰(1)
副専攻 H1
担当者 長野 美香
単位 2
期・曜時 前期 月2
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

学習目標
 私たちが伝統をいかに無自覚に継承しているか,また反対に,先人の大事な知恵をいかに忘れ果てているかを自覚化することを目標としつつ,日本の伝統的宗教観に関する基本的知識の獲得を目指す。真の国際人を目指すなら,まずおのれを知ることが大切である。
授業概要
 この講義では,日本列島に生きた先人が何を信じ,人生をどのようなものと捉えたかを探る。特に古代以来の魂についての考え方をめぐって話を進める予定。
テキスト
 必要に応じて資料として配布する。
参考文献・課題図書
 『相良亨著作集』ぺりかん社 1992~1996年/佐藤正英『日本倫理思想史』東京大学出版会 2003年/清水正之『日本の思想』放送大学教育振興会 2008年/篠澤利久・馬渕浩二編『倫理学の地図』ナカニシヤ出版 2010年
受講生への要望
 日本倫理思想史Ⅱ(後期)も併せての受講が望ましい。
評価方法
 授業中に課する小レポート,および期末の筆記テスト。
授業計画
1.1.神 (1)古代人の世界観<1>~神・死者はどこにいるか
2.1.神 (1)古代人の世界観<2>~神・死者はどこにいるか
3.1.神 (1)古代人の世界観<3>~神・死者はどこにいるか
4.1.神 (2)神話における神々<1>~古事記,日本書紀
5.1.神 (2)神話における神々<2>~古事記,日本書紀
6.2.仏 (1)仏教伝来~初期の仏教<1>~仏教はどのように受け止められたか
7.2.仏 (1)仏教伝来~初期の仏教<2>~聖徳太子の時代を想像する
8.2.仏 (2)仏教受容の諸相<1>~行基・役小角
9.2.仏 (2)仏教受容の諸相<2>~日本霊異記
10.3.神仏 (1)神仏習合~その変遷をたどる
11.3.神仏 (1)神仏習合~具体的事例を考える
12.3.神仏 (2)御霊信仰~天神信仰ほか
13.3.神仏 (3)山の信仰~高野山,立山信仰ほか
14.まとめ
15.筆記試験
自由記述欄

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