コード HC14-01
系列 系列:美学・美術史
授業科目 美学・芸術学概論Ⅱ
副題 (聞くことについて)
副専攻 H1
担当者 椎原 伸博
単位 2
期・曜時 後期 月2
対象学年 1(A)・2・3・4年
特記事項

学習目標
 音楽作品を「聞く」ことの原理を探求することで、美学・芸術学研究の基礎を習得する。
授業概要
 芸術を鑑賞するということは、創作するのではなく受容するという意味において、一見受動的な行為として考えられがちである。しかし、美や真理といった価値を発見し、人生を豊かにさせる芸術鑑賞は、実際には極めて能動的な行為といえる。この授業では、音楽を中心とした主として聴覚に依拠する芸術に限定し、積極的な作品との関わり(=聴くこと)を検討し、その原理を考察する。
テキスト
 適宜プリントを配布する。
参考文献・課題図書
 授業中に指示する。
受講生への要望
 授業は映像作品や音楽作品を鑑賞することが多くなります。ただ、漠然と聞くのでなく、その原理を探求する姿勢で受講してください。
評価方法
 小テスト30% レポート70%
授業計画
1.イントロダクション    音の映像的イメージ「ファンタジア」について
2.音と色彩    ワグナーとボードレール
3.無対象の抽象と音楽    カンディンスキーとシェーンベルク
4.音楽の消費    ローリングストーンズとゴダール『ワンプラスワン』
5.反復の音楽①    『展覧会の絵』のヴァリエーション
6.反復の音楽② ヴェクサシオンからアンビエントミュージックへ
7.反復の音楽③ スティーブ・ライヒについて 「ケイブ」について
8.ノイズの世界① 実験的ポップミュージックとミニマルミュージック
9.ノイズの世界② 未来派の音楽
10.ノイズの世界③ ミュージックコンクレート
11.偶然の音① ジョン・ケージについて
12.偶然の音② ピエール・ブーレーズにおける偶然
13.音楽と時間 プルーストにおける音楽
14.ジル・ドゥルーズの音楽論
15.まとめ
自由記述欄

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