コード HD71-01
系列 系列:キリスト教学
授業科目 キリスト教学演習Ⅰ
副題 (ヨハネ福音書を読む)
副専攻 H1
担当者 三浦 望
単位 4
期・曜時 通年 水4
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
●新約聖書のヨハネ福音書を読み、理解を深める
●第二神殿時代ユダヤ教の歴史的・社会的・文化的背景を理解し、その中から生まれたイエス運動と初期の宣教活動状況を考察する
●福音書の中でひときわ特殊な色合いを出すヨハネ福音書を詳読し、そこで使用されているシンボルやメタファーを理解しつつ、ヨハネ福音書が描くイエス・キリスト像を理解する
●福音書が描く物語世界を通して、信じること・生きることの意味を考える
授業概要
 新約聖書のヨハネ福音書を、ゆっくりと読み進める。聖書に関する知識やギリシア語の知識は前提とはしない。聖書に興味のある学生は誰でも参加可能である。
 最初の2~3回の授業で、新約聖書、福音書およびヨハネ福音書に関する基礎的事項を講義するので、履修を希望する学生はなるべく最初の授業から出席することが望ましい。その後は、ゼミ形式で担当学生の発表および質疑応答で授業を進める予定である。
テキスト
 『聖書 新共同訳』日本聖書協会(これ以外の聖書でも全く問題ないが、旧約聖書のついているものが望ましい。)
参考文献・課題図書
 Novum Testamentum Graece. [27th edition], ed. by E. Nestle and K.Aland. Stuttgart: Deutsche, 1993
 ギリシア語原典は、基本的に上記のNestle-Aland第27版のテクストを使用するが、このギリシア語原典聖書を購入する必要は全くない。(聖書本文に関しても、授業で必要なコピーを配布する。)
受講生への要望
 積極的な授業への参加姿勢。自分で考える態度。演習で取り扱う福音書の箇所は事前に読んでくることが前提。これができない学生は履修はしないこと。
評価方法
 授業への参加姿勢および出席状況は評価の大きな対象となる。担当する発表の内容および期末レポートなどを総合して最終的に評価する。
授業計画
1.序論:講義① 新約聖書の基礎知識
2.講義② 第二神殿時代のユダヤ教:歴史的、社会的、文化的背景とその中から生まれたイエス運動の発展と展開、福音書の成立
3.講義③ ヨハネ福音書、研究史、方法論
4.テクスト講読①
5.テクスト講読②
6.テクスト講読③
7.テクスト講読④
8.テクスト講読⑤
9.テクスト講読⑥
10.テクスト講読⑦
11.テクスト講読⑧
12.テクスト講読⑨
13.テクスト講読⑩
14.(調整日)
15.総括(1)
16.テクスト講読⑪
17.テクスト講読⑫
18.テクスト講読⑬
19.テクスト講読⑭
20.テクスト講読⑮
21.テクスト講読⑯
22.テクスト講読⑰
23.テクスト講読⑱
24.テクスト講読⑲
25.テクスト講読⑳
26.テクスト講読21
27.テクスト講読22
28.テクスト講読23
29.(調整日)
30.総括(2)
自由記述欄
※上記はあくまでも予定であるので、注意してください。
履修人数が多すぎる場合、人数制限をします。

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