コード EE81-01
系列 系列:人間関係
授業科目 福祉社会学1
副題 (老年学の基本関心と今日的課題)
副専攻 A3・E1
担当者 藤崎 宏子
単位 2
期・曜時 後期 木2
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

学習目標
 「老年学」の成立事情とその後の発展を追い、個人と社会にとって〈老いる〉とはどのようなことかをともに考える。
授業概要
 老年学は20世紀初頭にドイツの疫学者により創設された新しい学問分野である。生体としての人間の老化のメカニズムや老年に特有な疾病や障害への関心から出発した老年学は、20世紀を通じて自然科学のみならず社会科学、人文科学など幅広い学問分野へとその裾野を拡げていった。このことは、現代において、人間が年齢を重ね〈老いる〉という現象やその波及効果を、学際的なアプローチにより解明する必要があることを示唆している。本講義では、主として社会学の立場から、個人と社会にとって老いとは何かを考える。とくにライフコース論と社会的ネットワーク論の考え方を応用し、個人の一生の歩みと全体社会の歴史変動の相互関連をとらえる視点や、人と人の関係性のなかで〈老いる〉という視点を学びたい。
テキスト
 使用しない。
参考文献・課題図書
 講義期間中に参考文献リストを配布する。
受講生への要望
 質問や発言を通して、授業への積極的な参加を期待する。
評価方法
 コメントペーパーの提出状況/期末試験
授業計画
1.イントロダクション
2.老年学の成立と背景
3.老年学の研究組織
4.老年学の研究分野と研究テーマ
5.老いる世界(1)
6.老いる世界(2)
7.老いる日本社会(1)
8.老いる日本社会(2)
9.ライフコースと個人の老い
10.ジェンダー視点からみた老い
11.「死」への社会化・QOLとQOD
12.老いと家族(1)
13.老いと家族(2)
14.介護問題と家族
15.介護問題の将来:家族から社会へ
自由記述欄
 

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