コード WL86-01
系列 英語英文学専攻(修士課程)
授業科目 現代作品研究Ⅰ-2
副題 (モダニストと自然表象2)
副専攻
担当者 中川 僚子
単位 2
期・曜時 後期 木1
対象学年 学部4年生も可
特記事項

学習目標
 観念が先走り、対象そのものを描いていない、とD. H. LawrenceはVirginia Woolfに批判されたが、自然表象に焦点をしぼって検討すると二作家には通底する要素が多く見出せる。Woolfとの対比性を念頭に置きつつ、Lawrence の自然表象について考察を進めることで今日的な文学研究の課題を考察する。
授業概要
 D. H. LawrenceのWomen in Loveを精読し、小動物、馬や牛、月などが登場人物といかに有機的な相関性を持っているかを分析する。同時に人間の心理のダイナミクスを表象するための手法として自然表象がいかに機能しているか、その具体的様相について考察したい。
テキスト
 D. H. Lawrence, Women in Love: Cambridge Lawrence Edition, Penguin Classics, 2007.
参考文献・課題図書
 適宜指示する。
受講生への要望
 予習としての原文精読と討論への積極的参加。
評価方法
 出席、授業への積極的参加、期末レポートで総合的に評価。
授業計画
1.イントロダクション
2.Virginia WoolfとD. H. Lawrence
3.「花はどう摘むか?」
4.MetaphorとMetonymy
5.David Lodge再考 (1)
6.David Lodge 再考(2)
7.討論
8.小動物の表象 (1)
9.小動物の表象 (2)
10.月の表象 (1)
11.月の表象 (2)
12.The Rainbowにおける馬の表象
13.Mark Kinkead-Weekes再考 (1)
14.Mark Kinkead-Weekes再考 (2)
15.まとめと討論
自由記述欄

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