コード DB41-01
授業科目 日本中世史Ⅰ
副題 (東大寺再建に歴史を読む)
副専攻 D1
特記事項
担当者 小原 仁
単位 4
期・曜時 通年 木3
対象学年 2・3・4年

学習目標
 平家の軍勢により焼き払われた東大寺が、勧進聖重源により再建されていく過程を克明にたどり、竣工に向けて結集されるさまざまな力の一つ一つを明らかにします。
授業概要
 授業計画を参照して下さい。講義形式が基本ですが、一方通行になることを避けるため、配布資料を読んでもらったり、講義のテーマに関するリアクションペーパーを書いてもらいます。
テキスト
 資料を配布します。
参考文献・課題図書
 適宜紹介します。
受講生への要望
 毎回、現場に足を運び、工事の進捗状況をしっかりと監督してください。
評価方法
 平常の受講態度と学年末試験により総合的に評価します。
授業計画
1.概略説明
2.東大寺の基礎知識①
3.東大寺の基礎知識②
4.治承4年の政局
5.大仏殿炎上の第一報
6.朝廷の復興対策
7.重源登場
8.醍醐寺と村上源氏
9.勧進聖の系譜
10.大仏の修復
11.開眼会のパフォーマンス
12.文治元年の後白河院政
13.歴史の名場面(ビデオ「勧進帳」鑑賞)
14.法会と音楽(東大寺の声明鑑賞)
15.前期総括
16.前期の復習と後期の展望
17.苦しいときの神頼み(重源の伊勢参詣)
18.新たなる大仏神話の創造
19.巨木を求めて(徳地杣の経営)
20.事件は現場で起きている!(再建事業と鎌倉幕府)
21.別所の経営(石風呂、迎え講、誓約の文言)
22.大仏殿落成(頼朝の軍事パレード)
23.重源再建の大仏殿復元
24.仁王像はタイムカプセル(平成の大修理)
25.この世の浄土(快慶の傑作、播磨浄土寺浄土堂)
26.果てて異郷の土となる(宋人石工の足跡)
27.東大寺竣工
28.興福寺の復興
29.法会と音楽(醍醐寺の声明鑑賞)
30.後期総括
自由記述欄

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