コード EE47-01
授業科目 不平等の社会学
副題
副専攻 A1・A3・E1
特記事項
担当者 橋本 健二
単位 2
期・曜時 前期 集中
対象学年 2・3・4年

学習目標
 格差と貧困が深刻な問題になっている現代日本社会の構造を、階級論・社会階層論の視点から理解する。
授業概要
 近年の日本では、経済格差の拡大と貧困層の増加が注目を集め、不平等への社会的関心が高まっている。この授業では、①不平等をとらえるための社会学的な理論と方法について平易に解説し、②戦後日本の歩みを「格差」の観点からふりかえり、③現代日本において格差拡大がもたらしているさまざまな問題と解決策について考えていく。
テキスト
 橋本健二『「格差」の戦後史』(河出書房新社 2009年)
参考文献・課題図書
 講義の際に紹介する。
受講生への要望
 集中講義のため、予習・復習等の時間を十分にとることができない。このため教科書をあらかじめ購入し、少なくとも1章、2章に目を通しておくこと。
評価方法
 講義最終日に行う試験の成績を中心に、出席状況を加味して評価する。
授業計画
1.格差拡大と平等神話の崩壊
2.階級と社会階層 (1)不平等研究の二つの方法
3.階級と社会階層 (2)階級・階層分類の方法
4.階級と社会階層 (3)社会階層と階級の比較
5.階級と社会階層 (4)社会階層・階級研究の方法
6.階級と社会階層 (5)4つの階級とその特徴
7.階級と社会階層 (6)格差の指標と分析方法
8.格差の戦後史 (1)貧しさからの出発
9.格差の戦後史 (2)もはや戦後ではない
10.格差の戦後史 (3)青春時代の格差社会
11.格差の戦後史 (4)「一億総中流」のなかの格差
12.格差の戦後史 (5)格差拡大の始まり
13.格差の戦後史 (6)日本社会の再編成
14.格差の戦後史 (7)新しい階級社会の形成
15.階級社会のゆくえ
自由記述欄

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