コード EG21-01
授業科目 文化人類学特講10
副題 (「もの」とものづくりの人類学)
副専攻 A1・E1
特記事項
担当者 今堀 恵美
単位 2
期・曜時 後期 木3
対象学年 2・3・4年

学習目標
・「もの」に関する文化人類学理論を習得し、各自で文献を繙読できるようになる。
・文化人類学的な視座をもち、「もの」と人間の関係を考察できるようになる。
授業概要
 本講義は文化人類学の多様なテーマから「もの」と文化の関係に注目する。私たちの生活は様々な「もの」に取り囲まれている。それらの「もの」に人間はどのように関わっているのだろうか。異文化の「もの」について構築されてきた物質文化研究から、「もの」と人間の関わりを論じる近年の傾向まで文化人類学における「もの」の議論を概観していきます。中でも「もの」を作る技―ものづくり―を通じて、形成される人間と「もの」の関係に注目する。
テキスト
 特になし
参考文献・課題図書
 床呂郁哉・河合香吏(編)『ものの人類学』、京都大学出版会、2010年。
受講生への要望
 パワーポイントを用いた講義中心に進めます。受講者それぞれが、自ら問題意識をもち、授業に積極的に参加することを求めます。
評価方法
 学期末に行う試験及び毎回の授業のリアクションペーパーを成績評価の対象とする。定期試験60%、リアクションペーパー+出席40%
授業計画
1.授業ガイダンス-講義の目的と授業方針の解説
2.人類学の誕生と物質文化、「文化」の定義
3.人類学的フィールドワークと文化相対主義
4.「もの」の使い方―贈与、交換、分配―
5.「もの」の意味と記号性
6.伝統、歴史、「もの」
7.技とものづくり
8.「もの」の消費とグローバリゼーション
9.「もの」が結び付ける文化と人間
10.「もの」のマテリアリティとものづくり
11.ものづくりとジェンダー(1)
12.ものづくりとジェンダー(2)
13.「もの」と科学、アクター・ネットワーク
14.「もの」を愛でるフェティシズム
15.まとめと定期試験
自由記述欄

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