コード GG31-01
授業科目 フランスの社会と文化(1)
副題 (旅と芸術家たち)
副専攻 G1
特記事項
担当者 畑 浩一郎
単位 2
期・曜時 前期 金3
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 19、20世紀のフランス人芸術家にとって、旅をすることはその創作活動にいかなる意味を持ったのかを考える。自国とは異なる風景、人々の暮らし、気候などに触れた芸術家たちは、それぞれのやり方でその体験を作品に生かそうとしたはずである。彼らのまなざしを通して、異なる文化や世界に向き合うことの意味をもう一度考えてみる。
授業概要
 主に文学と絵画の領域から、何人かの特徴的な芸術家たちを取り上げる。彼らの試みをそれぞれの時代背景の中で捉えた上で、彼らが目指そうとした方向を確認していく。あわせて文学と絵画の相互のかかわり合いについても、可能な限り見ていくことにする。
テキスト
 
参考文献・課題図書
 石井洋二郎『異境の誘惑 旅するフランス作家たち』東京大学出版会、2009年
 石川美子『旅のエクリチュール』白水社、2000年
 他、授業内にて適宜指示する。
受講生への要望
 人数制限があるので、受講希望者は初回授業に必ず参加すること。
評価方法
 平常点(リアクションペーパー)および期末試験によって評価する。
授業計画
1.ガイダンス
2.シャトーブリアンの二大旅行(北米とエルサレム)
3.ナポレオン・ボナパルトのエジプト遠征
4.イタリアの魅力 スタンダールを中心に
5.アルプスの山々と芸術家たち
6.魅惑のオリエント ドラクロワを中心に
7.ネルヴァルとエジプト
8.ゴーチエとスペイン
9.フロマンタンとサハラ砂漠
10.空想旅行物語 ジュール・ヴェルヌ
11.ゴーギャンとタヒチ
12.日本とフランス人 ピエール・ロチ
13.アンドレ・マルローとインドシナ
14.マルグリット・デュラスとベトナム、日本
15.まとめ
自由記述欄

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