コード HA36-01
授業科目 倫理学演習Ⅲ
副題 (日本の思想を考える~宮沢賢治)
副専攻 H1
特記事項
担当者 長野 美香
単位 4
期・曜時 通年 木3
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 倫理思想についての基本的な教養を身につけること,先人の思想を学ぶことによって現代の身近な問題を考えるヒントを得ることを目指す。
授業概要
 宮沢賢治(1896-1933)の著作をひとつひとつ読みながら,彼の思い描いた世界のありかたを考えていく。賢治の作品に見出されるのは,きわめて独自な様相の世界でありながら,なにゆえか私たちに大きな感銘を与える。彼が理想とした世界や,そうした世界の実現にむけて彼自身がいかに生きようとしたかを,ともに明らかにしていく。
テキスト
 ちくま文庫版『宮沢賢治全集』第1巻,第7巻,第8巻。
参考文献・課題図書
 『宮沢賢治全集』全10巻,ちくま文庫,1985~1995年。その他は授業中に紹介する。
受講生への要望
 授業前にテキストを熟読し,毎回,授業開始時にテキストについてのコメントを提出することが義務である。また発表者の発表に熱心に耳を傾け,必ず討論に参加しなければならない。
評価方法
 授業への参加態度。出席状況。毎授業開始時に提出するテキストに関するコメント。担当箇所の発表と,発表後の討論を参考にした発表レポートの提出。夏休みの課題。
授業計画
1.授業の進め方について。発表担当者の決定。
2.宮沢賢治について
3.「よだかの星」
4.「春と修羅」
5.「やまなし」
6.「無声慟哭」
7.「春と修羅」序
8.『注文の多い料理店』序・広告文
9.「どんぐりと山猫」
10.「注文の多い料理店」
11.「なめとこ山の熊」
12.「風の又三郎」
13.アニメ『銀河鉄道の夜』を鑑賞する(1)
14.アニメ『銀河鉄道の夜』を鑑賞する(2)
15.予備日
16.『銀河鉄道の夜』1(ジョバンニについて)
17.『銀河鉄道の夜』2(『春と修羅』序との比較)
18.『銀河鉄道の夜』3(自己犠牲をめぐって)
19.『銀河鉄道の夜』4(「氷と後光」・「やまなし」との比較)
20.「ひかりの素足」
21.「祭りの晩」・「山男の四月」
22.「セロ弾きのゴーシュ」
23.「アメニモマケズ」・『法華経』「常不軽菩薩品」
24.「虔十公園林」・「紫紺染について」
25.「氷河鼠の毛皮」・「毒もみのすきな署長さん」
26.「グスコーブドリの伝記」
27.「蜘蛛となめくぢと狸」
28.「ビヂテリアン大祭」
29.予備日
30.予備日
自由記述欄

Copyrights 2012 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ