コード JB31-01
授業科目 教育学特講10
副題 (ジェンダー/セクシュアリティと教育-一人ひとりを大切にする教育-)
副専攻 A2
特記事項
担当者 内海﨑 貴子
単位 2
期・曜時 前期 月3
対象学年 2・3・4年

学習目標
 ジェンダー・セクシュアリティに関する基礎知識を理解し、家庭や学校などにおいて形成された自身のジェンダーに気づき、ジェンダー再生産のプロセスを検証することによって、一人ひとりの個性と能力が尊重/発揮される社会の実現をめざす教育について、具体的に考え、実践する力を獲得する。
授業概要
 まず、自分のジェンダーに気づくワークを行い、ジェンダー/セクシュアリティの基礎的知識を把握する。フィールドワーク「人間観察」を行ないながら、自分が基準として考えている「男性/女性像」を検証し、ジェンダーの視点を理解する。その後、授業で取り上げる課題について、各自で情報を収集し、発表する。さらに、差別体験授業を通して性差別の実態と構造を理解し、教育現場におけるセクシュアル・マイノリティの問題を考える。最後に、これまでの女性の教育の歴史を概観し、ジェンダー/セクシュアリティの教育の方向性を検討する。
テキスト
 適宜資料を配布する。
参考文献・課題図書
 木村涼子・古久保さくら編著『ジェンダーで考える教育の現在-フェミニズム教育学をめざして-』解放出版社、2008年
 直井道子・村松泰子編『学校教育のなかのジェンダー-子どもと教師の調査から-』日本評論社、2009年
受講生への要望
 ジェンダーに関心のある学生はもちろん、教育学・初等教育学専攻の学生にも履修してもらいたい。授業は、グループワークやワークショップなど参加体験型の学習、課題に関する情報収集と発表が中心である。各自、積極的に授業に参加してほしい。
評価方法
 リアクション・ペーパー(4回)60%、課題発表40%
授業計画
1.オリエンテーション 授業の進め方・受講上の注意点
2.「わたし」のジェンダーに気づくグループワーク 
3.ジェンダー・セクシュアリティの視点/セクシュアリティとは何か 
4.「わたし」の中の男性像・女性像-人間観察報告会-
5.ジェンダーの視点から教育を見る①男子校・女子校 制服
6.ジェンダーの視点から教育を見る②教科 教材
7.ジェンダーの視点から教育を見る③部活 生徒会 名簿
8.差別体験授業-隠れたカリキュラムを体感する-
9.人権教育とジェンダー-DVD「人は違うのが当たり前」視聴-
10.セクシュアル・マイノリティについて考える
11.セクシュアル・マイノリティと教育-トーク・セッション-
12.女性の教育の歴史①良妻賢母教育
13.女性の教育の歴史②特性論に基づく男女平等教育
14.女性の教育の歴史③ジェンダー平等としての男女平等教育
15.全体の振り返りとまとめ
自由記述欄

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