コード YA22-01
授業科目 認知心理学特殊研究Ⅱ
副題 (感情表出研究の知見と方法論を学ぶ)
副専攻
特記事項
担当者 高橋 雅延
単位 2
期・曜時 後期 月1
対象学年 院生のみ

学習目標
 感情表出とは、感情的な体験を他者に開示したり筆記することを言う。感情表出と身体的・精神的健康との関連が近年の研究によって明らかにされてきている。この授業では、感情表出研究の現状と問題点、その方法論を学ぶ。
授業概要
 教員の懇切丁寧なガイダンスのもと、教員の用意するテキストの読みたい箇所だけを分担してレジュメやパワーポイントを使った発表を行い、全員で質疑応答、討論を行う。なお、発表の準備等の負担を減らすために、1回の発表テキストの分量は日本語20頁程度におさえる。
テキスト
 J・W・ペネベーカー(著) 余語真夫(監訳) (2000). オープニングアップー秘密の告白と心身の健康 北大路書房
参考文献・課題図書
 ステファン・J・レポーレ&ジュシュア・M・スミス(編)余語真夫ほか(監訳)(2004). 筆記療法-トラウマやストレスの筆記による心身健康の増進法- 北大路書房/湯川進太郎(編)(2008). 怒りの心理学-怒りとうまくつきあうための理論と方法 有斐閣/授業内で適宜紹介する。
受講生への要望
 心理学の知識がまったくなくても理解できるように、授業内で平易な参考図書を多数紹介するので、感情、ストレス、PTSD、心理療法、怒り、懺悔に関心のある院生なら誰でも歓迎する。
評価方法
 発表(内容および発表技法を評価)70%、質疑応答・討論とコメント(論理性、明確性などを評価)30%
授業計画
1.オリエンテーション(発表者の割り振りなど)
2.告白と抑制
3.抑制は健康をおびやかす
4.筆記するといっそう健康になる
5.実験室における告白
6.考えを抑え込むことの闘い
7.対処を速めるには
8.筆記の価値を理解する
9.告白の社会的価値
10.愛情と情熱、そしてスリル
11.抑制パーソナリティ
12.抑制のかかった都市
13.文脈のなかでの告白
14.トラウマ以外に対する効用
15.授業のまとめ
自由記述欄
 

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