コード CB71-01
授業科目 近代文学研究Ⅰ
副題 (受講生が主役の“考える”文学)
副専攻 C1
特記事項
担当者 大塚 美保
単位 2
期・曜時 後期 水3
対象学年 2・3・4年

学習目標
 文学をめぐる諸問題と社会・制度の関係に着目することで、学生達をとりまく現実と大学での学びを接続する。
 学生参加型の授業を通じ、主体的に考察する姿勢と、情報を処理し、他人の意見を聞き、自らの見解をまとめる力を養う。
授業概要
 文学をめぐる問題を毎回1つずつ取り上げる。教員は資料と考察のポイントを提示し、あとは全体の進行役を務める。
 主役は受講生。資料を参照し、まずグループディスカッションを行う。次に教室全体で意見を共有する。最後に各人が小レポートに自分の見解をまとめる。
テキスト
 とくに指定せず、プリントを配布する。
参考文献・課題図書
 必要に応じて授業の中で紹介する。
受講生への要望
 受講希望者は第1回の授業に出席してください。
 受講生参加型の授業を望む人、文学と社会の接点に興味がある人を歓迎します。
評価方法
 毎回の小レポート、出席、平常点(意見交換への参加、発言など)による。
授業計画
1.ガイダンスと導入授業(詩の言葉で商品名をつける)
2.「文学作品の読み方は人それぞれ違う」は本当か?
3.「これは小説だ」となぜ言えるのか?
4.読む:『「槌ツァ」と「九郎治ツァン」は喧嘩して...』
5.「日本文学」が忘れたもの(旧植民地の文学)①
6.「日本文学」が忘れたもの(同上・関連資料)②
7.読む:伊藤比呂美の「悪いおっぱい」「カノコ殺し」
8.差別表現を使う自由はあるか?(筒井康隆の断筆宣言)①
9.差別表現を使う自由はあるか?(同上・関連資料)②
10.売れない文学に価値はあるか?(笙野頼子の純文学論争)①
11.売れない文学に価値はあるか?(同上・関連資料)②
12.今の日本社会で文学にどんな意義があるか?
13.これまでに取り上げた問題の追加検討①
14.これまでに取り上げた問題の追加検討②
15.半期のまとめと振り返り
自由記述欄
 

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