コード EK13-01
授業科目 宗教心理学1
副題
副専攻 E1
特記事項
担当者 葛西 賢太
単位 2
期・曜時 前期 火4
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 仏教の創始者ゴータマ・シッダッタ(釈迦)について、時間軸に沿い、自伝的に理解することで、仏教の心理的側面を説明できるようになることを目指します。
授業概要
 日本は「仏教国」ですが、創始者・釈迦の生涯や思想についてほとんど知らない「自称仏教徒」が大多数でしょう。彼の体験や時代背景に影響された仏教は、彼の生涯を知ることで理解を深められます。仏教は心理学的な思想・技法を含んでいます。彼の体験が宗教へと構成されていく心理過程を学びます。
テキスト
 丸山勇『カラー版 ブッダの旅』岩波新書
参考文献・課題図書
 中村元『原始仏典』ちくま学芸文庫
 井上ほか『仏教心理学キーワード事典』春秋社
 その他、講義中に適宜指示します。
受講生への要望
 宗教の開祖の人生はなかなか魅力的で、現代人に通じるものも多くあります(また人生物語の魅力が宗教の重要な魅力だったりします)。積極的に参加し、読み、感想を聞かせてください。
 携帯電話は、講義中はマナーモードにし、カバンにしまって下さい。
評価方法
 授業参加3割、授業後のフィードバック2割、期末試験5割の比率で評価します。
授業計画
1.宗教心理学とは何か、ライフヒストリーを押さえる意義
2.ゴータマ・シッダッタの人生 概観
3.仏教の背景としてのヒンドゥー教、ヨーガ
4.ゴータマの誕生から出家まで
5.ゴータマの苦行と悟り
6.ゴータマ伝道の旅
7.ゴータマ最後の旅
8.ゴータマの誕生前 ジャータカ物語
9.ゴータマの死後 仏教の広がり
10.仏教の教義と心理 十二因縁・四諦八正道・六波羅蜜
11.映像で見るゴータマの生涯1
12.映像で見るゴータマの生涯2
13.ゴータマの人生の課題 弟子たちの逸話
14.その後の仏教伝播 日本、アジア、欧米
15.まとめ--時間軸に沿い語る-本人にとっての意義・心理
自由記述欄
 宗教心理学2(来年度開講)は、同じ観点からイスラームの創始者ムハンマドのライフヒストリーと心理に注目します。二つの科目は独立して評価しますが、1-2連続しての受講をお勧めします。

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