コード EL31-01
授業科目 地誌学1
副題 (ヨーロッパの地誌)
副専攻 A1・E1
特記事項
担当者 阿部 一
単位 2
期・曜時 前期 水2
対象学年 2・3・4年

学習目標
 地理学の一分野である地誌学の考え方を学ぶために、対象としてヨーロッパを取り上げ、その地域的特性についての基礎的な知識を習得するとともに、それをもたらした要因について理解する。
授業概要
 講義形式で行われる。ヨーロッパの人間(人種と民族)、自然環境(地形・気候)、産業(農業・鉱工業)について総合的に学ぶことで、自然環境と人間活動とのかかわりあいを明らかにしていく。毎回配布される白地図に地理情報を記入しながら、ヨーロッパの地域構造への理解を深める。
テキスト
 『新詳高等地図』帝国書院
参考文献・課題図書
 『ヨーロッパ』T.G.ジョーダン=ビチコフ/B.B.ジョーダン(著) 二宮書店
受講生への要望
 
評価方法
 期末試験を行う。さらにレポートなどを課す場合もある。成績には出席点も加味される。
授業計画
1.地誌学とは何か/人種について:四大人種の特徴
2.ヨーロッパの人種と民族:コーカソイドの分類・主要民族
3.ヨーロッパの宗教と民族紛争:北アイルランドと旧ユーゴスラビア
4.ヨーロッパの地形(1):大地形区分
5.ヨーロッパの地形(2):山地の地形・平野の地形・氷河地形
6.気候の基礎知識:世界の風系と気圧帯
7.ヨーロッパの気候:気候区分と歴史的変動
8.農牧業の基礎知識:作物の栽培条件・家畜の飼育条件
9.ヨーロッパの農業:農業の歴史と農業地域
10.ヨーロッパの地下資源:鉄鉱石・石炭・石油
11.産業革命と自然環境:織物工業と製鉄業
12.ヨーロッパの工業:先進工業国の現状
13.ヨーロッパ連合(EU)の拡大:関税同盟から27カ国体制まで
14.まとめ:ヨーロッパ文化地域の形成と構造
15.期末試験
自由記述欄
 

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