コード GC41-01
授業科目 国際交流特殊講義
副題 (「国際協力について考える」)
副専攻 A3・G1
特記事項
担当者 関場 誓子
単位 2
期・曜時 前期 集中
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 この授業では、日本が国際社会の平和と安定にどのように関わっていくべきかを検証する。今年度は、まず講義で、戦後から今日に至る時間の経過の中で、日本がODAの受益国から供与国へと変容していった過程を振り返る。その上で、東日本大震災で多くの国の支援を受けながら他国へのODA予算を減額している日本の現状を直視し、実際に外交政策策定に携わった方々の講演をまじえつつ、日本が国際社会の平和と安定にどのように関わっていくべきなのかを考える。
授業概要
 授業では、①まず講義や講演を通じて、日本の援助政策をめぐる課題について意識を共有しあい、②次に、与えられたテーマごとにグループ別討論を行い、③最後に全体討論で各グループの代表がグループ別討論の内容を紹介する。これらを通して、単なる知識の吸収にとどまらない、問題点を掘り下げて考察する能力や自分の考えを体系的に表明する力を養うこととする。
テキスト
 レジュメを配布する。
参考文献・課題図書
 授業前に会合の機会を持ち、グループ毎に討論用の資料を配布する。
受講生への要望
 日々の新聞、雑誌等の国際政治欄に目を通す習慣をつけてほしい。
評価方法
 ディスカッションを含む、授業への積極参加と、授業の最後に実施するテストによる。
授業計画
1.国際協力とは何か。
2.世界の援助政策の推移ーその1
3.世界の援助政策の推移-その2
4.世界の援助政策の推移-その3
5.日本の援助政策の推移ーその1
6.日本の援助政策の推移ーその2
7.日本の援助政策の現状と課題
8.政府関係者による講演ーその1
9.政府関係者による講演ーその2
10.グループ別討論-その1
11.グループ別討論-その2
12.全体討論-その1
13.全体討論-その2
14.総括(講義)
15.試験
自由記述欄
 この授業は、講義のみでなくグループ別討論の時間を十分に取ることによって、テーマに対して主体的に関わる機会を提供している。国際協力についての問題意識の深まりを期待する。

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