コード GD22-01
授業科目 国際経済学1
副題 (国際貿易論)
副専攻 G1
特記事項
担当者 遠藤 正寛
単位 2
期・曜時 前期 火2
対象学年 2・3・4年

学習目標
 履修者が、経済学の基本的な分析手法を用いて、国際貿易や貿易政策が各国の生産や消費、そして経済厚生に与える影響を考察できるようになることを目指す。
授業概要
 国際経済学の研究対象は、国境を越える経済取引です。その対象範囲は、大きく国際貿易と国際金融に分かれます。この講義では、そのうち国際貿易を扱います。理論・実証・政策のバランスをとりつつ、大学で次世代に伝える内容として標準的と思われる内容を講義します。なお、国際金融につきましては、古川先生の「国際経済学2(国際金融論)」で主に扱います。
テキスト
 阿部顕三・遠藤正寛著、『国際経済学』(有斐閣アルマ)、有斐閣、2012年。
参考文献・課題図書
 
受講生への要望
 「経済学概論」や「経済理論入門」を履修済み、あるいは履修中であると、講義の理解に大きく役立つでしょう。
評価方法
 期末試験、レポート、出席などを総合的に評価します。
授業計画
1.国際貿易の概観:自由化への歩みと現状
2.国際貿易の経済分析:分析の基本的枠組み
3.リカード・モデル①:生産技術と貿易パターン
4.リカード・モデル②:自由貿易と貿易利益
5.ヘクシャー=オリーン・モデル①:生産要素の供給と貿易パターン
6.ヘクシャー=オリーン・モデル②:貿易利益と所得分配
7.産業内貿易:動向と理論的説明
8.関税政策の基礎分析:関税の資源配分効果と厚生効果
9.関税政策の応用分析:不完全競争下の関税分析
10.数量制限と補助金政策:関税政策との比較
11.国際要素移動①:国際資本移動の経済効果
12.国際要素移動②:国際労働移動の経済効果
13.国際貿易システム①:GATT/WTOによる貿易自由化
14.国際貿易システム②:地域貿易協定
15.期末試験
自由記述欄
 

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