コード HA75-01
授業科目 倫理学概論Ⅲ
副題 (悪と自由の形而上学をめぐる規範倫理学)
副専攻 H1
特記事項
担当者 冨原 眞弓
単位 2
期・曜時 前期 水3
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 倫理学の規範にかんする諸説や広義の実践的価値判断について学び、小論文作成やディベート実践を通して、自分の頭で考える一助とする。
授業概要
 倫理学と哲学や道徳や宗教は違うのか違わないのか。その相違をめぐる問題意識を出発点とし、素朴な質問や身近な問題をとりあげ、具体的な例を設定して、善悪や正義や真偽について考える。
 前期は主として理論的な規範倫理学を、後期は主として理論の実践篇である応用倫理学を学ぶ。
テキスト
 講義の進展に合わせて随時指示または配布する。
参考文献・課題図書
 講義の進展に合わせて随時指示する。
受講生への要望
 初回授業への出席が受講の必須条件。一方的な講義ではなく、小論文作成やディベートの実践をおこなうため、受講希望者が多数の場合は筆記による選抜をおこなう(授業形態は受講者数によって若干の変更がある)。いずれにせよ積極的に授業に参加する姿勢を期待する。
評価方法
 出席状況(3分の1以上の欠席で期末試験の受験資格喪失)、課題やレジュメの提出状況、授業参加の姿勢、課題または期末試験等による総合評価。
授業計画
1.規範倫理学とはなにか 規範倫理学への導入
2.悪の形而上学(1):理性のつまづき―ギリシア・イスラエル
3.悪の形而上学(2):神義論のレトリック―アリストテレス
4.悪の形而上学(3):哲学的定義(1)―ヘーゲル・スピノザ
5.悪の形而上学(4):哲学的定義(2)―ライプニッツ・ルソー
6.悪の形而上学(5):哲学的定義(3)―カント
7.前半の総括・ディスカッション・課題作成と提出
8.自由の形而上学(1):「自然状態」と「社会契約」
9.自由の形而上学(2):「自由」と「宿命」
10.自由の形而上学(3):「民主主義」の功罪
11.自由の形而上学(4):「自由」と「自由主義」
12.自由の形而上学(5):「平等」という名の「不自由」
13.自由の形而上学(6):「神の死」と「ルサンチマン」
14.後半の総括・ディスカッション・課題作成と提出
15.試験
自由記述欄
 

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