コード JH58-01
授業科目 教育学演習2-8
副題 (現代の美術教育の姿)
副専攻 J1
特記事項
担当者 水島 尚喜
単位 2
期・曜時 前期 火2
対象学年 3年

学習目標
 現代の造形・美術教育の現況や諸側面について基本文献や資料などの講読や視聴を通して、今日的な意味を考察する。
授業概要
 美術による教育は、時代とともに変化してきた。現代に至って、多様なメディア環境は、子ども達の感性に多大な影響を与え、造形表現の質に変化をもたらしている。様々な時代や文化的な状況の中で、美術教科の内容がどのように変化してきたか、そして子ども達に何を託してきたのか。今日の美術教育に関連して、学習指導要領、民間美術教育、映像コンテンツなどの状況を検討し、考察を深めていく。
テキスト
 特に定めない。
参考文献・課題図書
 適宜指示する。
受講生への要望
 子どもをめぐる感性的事象や事件について常日頃から関心をもってほしい。
 副専攻生は人数に余裕のある時のみ履修可。
評価方法
 参加状況、発表、リアクションペーパー、討議の内容などを総合評価する。
授業計画
1.オリエンテーション
2.映画「トントンギコギコ図工の時間」をめぐって
3.昭和31年映画「絵を描く子どもたち」からみえるもの
4.映画「黄色いカラス」はなぜ描かれたのか
5.創造美育運動をめぐって
6.学習指導要領と美術教育
7.美術教育のマニュアル化をめぐって(その1ー法則化について)
8.美術教育のマニュアル化をめぐって(その2ー表現と技術)
9.児童画展覧会の変遷と影響
10.図画工作科教科書のパースペクティブ
11.描かれた「4本足のニワトリ」と子どもの環境
12.「共通事項」をめぐって(メディア環境における視覚リテラシー)
13.子どもの時間、大人の時間(美術教育における時間論)
14.「テレジン収容所の子どもの絵」が示すもの
15.まとめ(美術教育の課題と展望)
自由記述欄
 

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