コード WL44-01
授業科目 20世紀英米文学研究Ⅱ-1
副題 (Virginia Woolf作品の翻訳実践)
副専攻
特記事項
担当者 中川 僚子
単位 2
期・曜時 前期 金2
対象学年 学部3・4年生も可

学習目標
 飼い犬の視点からヴィクトリア朝の女性詩人エリザベス・バレット・ブラウニングの半生を描いたヴァージニア・ウルフの小説『フラッシュ』を取り上げ、翻訳を試みる。原作は思弁的でありながら、伝記として物語性も高く、知的ユーモアにあふれている。翻訳作業を通して、原作の理解をより確実にし、鑑賞力を養うとともに、日本語の表現力を養う。
授業概要
 男性の語り手を装ったウルフが、笑いをかみ殺し読者を楽しませようとしている流暢な語り口を伝えるために、作品背景を学ぶと同時に、文体の分析、関連知識の確認を行う。難解な箇所も多いが、英語を正確に読み取り、言外の意味もくみながら原作のスピード感を生かす試訳を制作する。
テキスト
 Virginia Woolf, Flush, Oxford World's Classics, 1998.
参考文献・課題図書
 適宜、指示する。
受講生への要望
・授業への積極的参加(予習、ディスカッション、質疑応答等)。
・特に自分の発表担当時には、十分に準備して臨むこと。
・欠席はしないこと。
評価方法
 出席、授業への積極的参加、提出物、期末レポートによる。
授業計画
1.Virginia Woolfの実験性
2.Flush, "Introduction"
3.Elizabeth Barrett Browning
4.翻訳実践(1)
5.翻訳実践(2)
6.「視点」と「意識の流れ」
7.翻訳実践(3)
8.翻訳実践(4)
9.“Thinking animals” & “feeling animals”
10.翻訳実践(5)
11.翻訳実践(6)
12.翻訳実践(7)
13.翻訳実践(8)
14.Flush再評価(1)
15.Flush再評価(2)
自由記述欄
 

Copyrights 2013 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ