英語英文学科の特色ある取り組み

Report about Nepal Japan Project 2018

 2018年3月12日から18日まで、英語英文学科 Brenda Bushell教授のゼミ(Leadership for Sustainable Development)で、ネパールの現地調査(スタディツアー)を行いました。学生による報告をご紹介します。

Report about Nepal Japan Project 2018
カマネアカデミーでの集合写真

英語英文学科 3年 板橋珠月 香川理沙

 世界の国には、各々にあらゆる分野に関する大きな問題があり、その問題について学び現状を知るためには、実際にその国に行き自分の目で見て確認をし、感じることが重要になってきます。これらを実際に経験することができるのが、このNepal Japan Projectです。このプロジェクトの大きな特徴は学生が主体となって行うプロジェクトであり、毎年異なるテーマを決めそれに沿ってアンケートを作成しネパールで調査を行うというものです。帰国後は、全てのアンケートをデータ化しシンポジウムにて発表を行います。

 今年、このプロジェクトには聖心女子大学から10名、早稲田大学から8名、上智大学から1名、そして4名の教授が研究のため参加しました。また、ネパールの首都のカトマンズにあるNational Collegeの学生21名と一緒に貴重な文化交流や調査を行い、ネパールのいう国を知る大きな機会を得ることができました。今回、聖心女子大学はネパールの2つの地域で調査活動を行いました。そのテーマは、“廃棄物管理の知識と廃棄物の価値の認識”と“持続可能な教育”です。

 現在のネパールでは都市化が急激に進んでいることで、固形廃棄物の管理や分類の仕方が大きな問題となっています。私たちの調査目標は、廃棄物管理/分類の必要性と廃棄物のリサイクル可能性に対する人々の認識や知識を特定することでした。私たちは、カトマンズとヘトゥダの2つの地域で約140のデータを収集しました。ネパールに住む人々の廃棄物の管理の仕方やリサイクルの可能性に関する認識や知識を実際に自分で見て、感じる貴重な経験を得る大きな機会となりました。また、調査目標以外にも実際に現地の廃棄物の処理の仕方を見たことによって日本の廃棄物管理/処理の比較をすることもできました。

Report about Nepal Japan Project 2018
カトマンズとハトゥダにて調査を行っているときの様子
Report about Nepal Japan Project 2018

 調査の他にも地元の小学校に行き、ESD(Education for Sustainable Development)に関するスクールアクティビティを行いました。ESDとは現代社会の様々な課題を自らの問題として捉え、解決に向けて取り組むことにより、持続可能な社会を作り出していくことを目的とした教育のことです。今回はゴミ、ガーデニング、防災の3つをテーマとし、少人数のグループごとに分かれて子供たちと英語でアクティビティを行いました。ゴミのグループでは、実際に道路にはどのようなゴミが落ちているかを探しに行き、その後種類ごとに分別することでリサイクルやゴミを分別することの意味、そして大切さを伝えました。ガーデニングのグループでは1人1つずつ新聞紙で小さなポットを作り、野菜などの種を植えたり緑を増やしていくことで、それらが環境保全に貢献していくということを教えました。

 防災のグループでは、そもそもネパールでは災害についての適切な教育がされていないため、まずは日本で活用されている災害対策や防災知識を子供たちに紹介しました。また、子供たち自身で避難場所などを含む学校周辺の地図や大切な防災知識などを大きな模造紙に書いてもらうことで、実際に緊急事態が起きた時に活用できるようにしました。

 現地の子供たちと直接触れ合うことができ、また現代社会の様々な問題について日本人の私たちだからこそ伝えられたことも多くあったので、スクールアクティビティを行ったことは大変貴重な経験になりました。

Report about Nepal Japan Project 2018
ハトゥダのカマネアカデミーでのスクールアクティビティの様子
Report about Nepal Japan Project 2018

 このプロジェクトは事前に準備をしなければいけないことが多く、また学生が主体ということもあり大変だと感じることが多くありました。それでもこのプロジェクトに参加することで語学や文化を学ぶことができるだけでなく人としても大きく成長することができるのがこのNepal Japan Projectだと思います。
 このプロジェクトを進行していくうえで、アンケート作成に協力してくれたメンバーや日本でアンケートの作成からプロジェクトの日程作成、ネパールに行ってからも学生が問題なく活動するために手厚くサポートをして下さっていたブレンダ先生や他大学の先生方にも心から感謝しております。貴重な経験をさせてくださり、本当にありがとうございました。

 

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