国際交流学科の特色ある取り組み

スイス大使館の文化部長に「旧久邇宮邸」をご紹介

 2018年10月23日(火)、国際交流学科の国際文化協力演習(指導教員:岡橋純子 准教授)の3年生が本授業の一環として、在京のスイス大使館のプルヴァー文化部長に、本学キャンパス内にある「旧久邇宮邸」を英語でご紹介・ご案内しました。
 優雅で洗練された建築であり、西洋と東洋(日本、台湾)の折衷様式が見られるのが大変興味深い、と関心を持っていただくことができました。

 大正時代に建てられた「旧久邇宮邸」は、その学術的価値にもとづいて2017年に日本政府により重要文化財として指定され、文化財保護法の下で長期的に保護されることとなった文化遺産です。「旧久邇宮邸」の中でも本学で「パレス」と呼ばれる建物は、大学の歴史の中で、用途を少しずつ変えながらずっと学生によって大切に使い続けられている場所です。

 10名の3年生は、前期から旧久邇宮邸について調べ、外国の方々へもこの場所のインタープリテーション(価値の共有)が可能となるよう、日本建築の意匠や様々なエピソードを all English で説明する準備と練習を進めてきました。世界各国の文化や人々について学ぶ一方で、最も身近なところにある「大切なもの」を守っていくこと、使っていくこと、広く伝えていくことについて考え、文化の継承と変化、共有に関する議論を深めています。

 木造建築であるパレスを守り継ぐためには、毎日の雨戸の開閉、換気、セキュリティなど、メインテナンスに務めてくださる方々があります。文化遺産の保全にとって最も大切なのは実際的な日々の務めの積み重ねです。これに感謝し、場所づくりにはたくさんの人々が関わっていることに思いを馳せることで、学び舎であるキャンパスへの意識も高まります。

 広尾には各国の大使館が数多く点在します。これからも機会をみて、本学に所在する重要文化財「旧久邇宮邸」にご興味を持ってくださる方々を大使館などからお招きしてこのような試みを重ね、学生が、文化の保全や継承の大切さを学びつつ、キャンパスの場からその発信もおこなっていきます。

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