国際交流学科の特色ある取り組み

在京外国人の方々へに「旧久邇宮邸」をご紹介

 11月27日(火)、国際交流学科の岡橋純子ゼミ(「国際文化協力演習」)の3年生10名が、演習授業の一貫で、在京外国人と日本人の親善交流を目的とする由緒ある婦人グループの方々へ、本学キャンパス内の重要文化財「旧久邇宮邸」の一部である通称「パレス」を英語でご案内しました。
 カナダ、ブラジル、パキスタン、ドイツ、香港などからの方がたが、ご案内中から活発に質問をなさり、それに応じながらのご案内となりました。

岡橋ゼミ

 頂戴した質問やコメントから、天井裏まで丁寧なつくりの建物であること、工芸技術や建築素材の質がきわめて高いこと、洗練された趣向が凝らされていること、大学によって大切に使われ続けていること、曳家や耐震措置にいたるまで、関心を持っていただけたことが感じらました。

 各所にお琴や謡本などが出ているのをご覧になった方がたから、この建物でおこなわれている学生の部活動への共感と感心をいただきました。また、貴重な大正時代の窓ガラスを守るためどなたが雨戸の開け閉めなどなさっているのか、といった細やかな点にお気づきの方もありました。

 10月にスイス大使館の文化担当部長にご説明した際にはお1人対象でしたが、今回は15名がオーディエンスだったため、パレスの歴史や意匠に関する内容だけでなく、案内チームは各自の持ち場での立ち位置、発声、間のとり方、誘導の仕方、多様なご反応への受け答えなど、あらゆる面での配慮に留意しました。価値を伝え共有する、すなわちインタープリテーションとは何かを、実践をもって学ぶ機会となりました。日本の伝統的な芸術文化の意匠や歴史的な呼称をどのように英語に翻訳してお話しすればより魅力やニュアンスが伝わるのか?前期からこれに継続して取り組んできたことにより、言葉の直訳ではない、知識・理解力や感性、想いに基づいた文化的橋渡しの課題や面白さも学びました。

岡橋ゼミ

 今回の文化財インタープリテーションを体験してくださった方がたから、後日、学生宛に何通もの丁寧な御礼状を頂戴しました。中には卒業生もおられ、後輩たちを誇らしく思うとのお言葉に加え、今後の学びや将来へ向けて激励いただきました。共有・発信型授業を通して交流のあった学外の方々から、思いのほかフィードバックやコミュニケーションの暖かさも学ぶこととなりました。

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