TOP > 学部案内 > 学科・専攻案内(2〜4年次)|哲学科
哲 学 科
哲学は知を恋する心。
幅広い視点で、物事を深く考える力を身につけます。
取得可能な免許・資格 | 諸活動のご紹介 | 学生インタビュー | 教員と主な研究テーマ | |
開講授業の内容 | ||||
哲学科 の3つのポリシー (学位授与、教育課程の編成・実施、進学生・編入学生の受け入れ) |
哲学科では、古今東西の先人の思想や著作と向きあい、さまざまな人間観や世界観を学び、みずからの思想や価値観や生きかたを見いだし、それらを他の人々に論理的に説明する力を養うことを目指しています。
哲学は、世界と人間のあらゆる問題に関心をよせ、いかなる問題にも哲学的に、つまり吟味された方法論にのっとってとりくみます。あつかう時代は古代から現代まで、地域は西洋のみならず日本や東洋にもおよびます。
また、さまざまな領域や哲学者の著作にじかにふれて、その思索や価値体系のなかに深く踏みこむ訓練をします。専門的な文献や外国語の原典を読むには、外国語(英語・フランス語・ドイツ語・ラテン語・ギリシア語)や日本の古典語等を習得する必要があり、そのためのカリキュラムも充実しています。
本学科生には、常識や慣習にとらわれず、幅広い視野を持ち、人生の重要なことがらについては自分の頭で考える力を身につけてほしいと願っています。
哲学科には、大きく分けると以下に挙げる5つの領域があります。
「西洋哲学・倫理学」では、西洋の古代から現代にいたる哲学・思想史、中世の神学、存在・認識・思考・言語・自己と他者などをテーマとする哲学・思想を学びます。また、道徳的な善悪や愛、正義と法、自然と社会、義務と権利、自由と秩序など、共同体や個人に関わる倫理的テーマについても学びます。
「美学・芸術学」では、美や芸術に関する思想や、日本・西洋・東洋の美術史、音楽理論や音楽史、映画・演劇といった個別の芸術ジャンル、およびそれらを基礎づける美的判断・価値判断について学びます。また、パソコン・映像機器などを使った制作実習の演習もあります。
「キリスト教学」では、旧約聖書・新約聖書、中世から現代にいたるキリスト教神学、現代におけるキリスト教やその価値観の在りかた、キリスト教音楽・美術・文学などを学びます。
「生命倫理・環境倫理」では、科学技術、医療、人権、福祉、政治理論、経済システム、国際関係などの現状について理解を深めながら、現代の人間が直面する倫理的な問題について学びます。
「日本思想史学」では、古代から現代までの日本人の世界観、人間観、美意識、信仰のありようを学びます。また、古今の文学や芸道(古典芸能、茶道・武道等)、日本の民俗、現代日本の映像文化などについても学びます。
本学科生は、特定の領域やゼミに所属するのではなく、みずからの関心にしたがい自由に授業を選択することができます。たとえば、あえて専門の領域をしぼりこまず、幅広い教養を身につけることもできますし、専門の領域を決めて、特定の哲学者やテーマを追究することもできます。
授業には講義形式のもの、少人数の演習形式のもの、実習・実地調査を伴うものがあります。なかでも、教員と学生が共通のテキストやテーマについて、一緒に考え、論じ、レポートをまとめる演習形式の授業を重視しています。
哲学科の卒業生たちは、広い視野、論理性、自由な発想を身につけ、金融、保険、広告・マスコミ、IT・通信関係、ホテル、服飾関係、運輸・航空関係などの一般企業や、研究機関、教育・公益機関に就職しています。哲学科で取得可能な「宗教」の免許状をとって、中学校・高等学校の教員になった卒業生もいます。国内・海外の大学院に進学する学生も少なくありません。
マスコミ関係/教員/研究機関/教育・公益機関/美術館/金融/保険/出版/国内・海外の大学院進学 他
取得できる免許・資格
- 中学校教諭一種免許状( 社会・宗教)
- 高等学校教諭一種免許状( 地理歴史・公民・宗教)
- 日本語教員
- 博物館学芸員
- 図書館司書
- 司書教諭
哲学科 諸活動のご紹介
学生インタビュー
- 羽渕 さん(2017年度)
(受験生応援特設サイトへ) - 儘田 さん(2017年度)
(受験生応援特設サイトへ) - 頃末 さん(2016年度)
(受験生応援特設サイトへ) - 高木 さん(2016年度)
(受験生応援特設サイトへ) - 佐藤 さん(2015年度)
- 八木 さん(2015年度)
- 平松 さん(2014年度)
- 村上 さん(2014年度)
- 黒川 さん(2013年度)
- 小林 さん(2013年度)
- 阿久津 さん(2012年度)
- 武井 さん(2011年度)
(2017年9月現在)ソルボンヌ大学大学院生 - 石原 さん(2010年度)
- 大橋 さん(2009年度)
- 水野 さん(2008年度)
(2011年7月現在)私立小学校教員 - 濱中 さん(2007年度)
- 竹田 さん(2006年度)
- 赤羽 さん(2005年度)
- 竹内 さん(2004年度)
- 鶴丸 さん(2003年度)
- 渡壁 さん(2002年度)
(現在の職業・勤務先については、判明した方、掲載許可をいただけた方のみ掲載)
教員と主な研究テーマ
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伊豆藏 好美 (教授)
主として西洋近世哲学を研究しています。特に17世紀のホッブズ、デカルト、スピノザ、ライプニッツ等の哲学が、いかにして「西洋近代」を超える「ポスト・モダン」的な思考の可能性を宿していたかを探っています。
主な担当科目:倫理学概論T・U、哲学演習U、社会思想史T、哲学・倫理学特講\
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上石 学 (専任講師)
芸術作品を創る際の芸術家のあり方や芸術作品の鑑賞者の体験について考察し、特に作者の「自己」や、作品を中心に生み出される人と人との結びつき・共同体について研究しています。
主な担当科目:美学・芸術学概論T・U、美学・芸術学演習U・W、哲学演習X
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加藤 和哉 (教授)
ギリシア哲学との接触を通じて成立した西洋中世キリスト教思想(トマス・アクィナスなど)の研究をしています。また、生命・医療・環境・技術・教育・宗教などをめぐる現代の倫理的課題も扱っています。
主な担当科目:キリスト教学T、キリスト教学概論T、倫理学演習U、キリスト教学演習V
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加藤 好光 (教授)
哲学的美学が私の専門分野です。私たちが世界の中で「外から内へ」はたらきかけられ、「内から外へ」はたらきかけていくその典型として「美的体験」と「芸術制作」とを考えています。
主な担当科目:哲学・倫理学特講T・U、哲学演習V、美学・芸術学演習V、ギリシア語U
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長野 美香 (准教授)
日本の伝統的な思想、特に信仰心をめぐる諸思想を研究しています。授業では古代から現代までを視野に入れ、古今の思想書・宗教書だけでなく、文学、また時には実地踏査も交えて進めています。
主な担当科目:日本倫理思想史T・U、キリスト教学T、日本思想史学演習T、倫理学演習V
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冨原 眞弓 (教授)
私たちが日常的に依拠している近代的思考の妥当性と限界をさぐり、宗教・哲学・文学・政治・芸術の人為的な枠組をこえて浸食しあう「境界的な現象」を扱います。専門は近代以降の西欧哲学です。
主な担当科目:哲学概論T・U、倫理学概論V・W、哲学演習W、宗教思想史U、近代哲学史T
※本年度研修年 -
山田 庄太郎 (専任講師)
古代末期のローマ帝国において、キリスト教思想家たちがどのようにギリシア・ローマの思想に向かい合い、自らの思索を発展させていったのかについて、思想史的観点から研究を行っています。
主な担当科目:ラテン語T、キリスト教思想史T・U、キリスト教学U、キリスト教学演習
開講授業の内容
- 基礎課程(1年次)
- 基礎課程科目
- 1年次対象専攻科目
- アカデミック・アドバイザー
- 1年次センター
- 学科・専攻案内(2〜4年次)
- 英語文化コミュニケーション学科
- 日本語日本文学科
- 哲学科
- 史学科
- 人間関係学科
- 国際交流学科
- 心理学科
- 教育学科教育学専攻
- 教育学科初等教育学専攻
- 副専攻/特別プログラム
- 資格・免許取得
- 各種制度
- 奨学制度
- 留学・海外語学研修制度
- 履修について
- 履修要覧
- 授業計画(2014年度以降) シラバス検索システムサイトへ
- 授業計画(2013年度以前)
- 特色ある教育のご紹介
- 基礎課程演習
- 環境/発展途上国支援教育
- 東日本大震災復興支援/授業・講演会等の取り組み
- 専任教員一覧