授業概要 |
キリスト教の基礎を理解することを講義の目的とする。旧約聖書の創世記から新約聖書のヨハネの黙示録まで、聖書をテキストにして、重要な思想を歴史的背景も含めて概観していく。ただ、キリスト教は宗教なので、宗教とは何かということも同時に考えることができれば幸いである。 |
課題・評価 |
平常点(出席・ノート)とレポートによって評価する。 |
テキスト |
聖書(どの訳でもかまいません。外国語訳でも可。ただし、新約・旧約の両方が含まれているもの。新しく買う方は、できれば、「引証付き」を買うことをお勧めいたします。) |
参考文献 |
フォン・ラート『旧約聖書神学』、ブルトマン『新約聖書神学』など。重要な文献は、講義の中で紹介する。 |
受講生への要望 |
ノートをしっかりとること。キリスト教に馴染みがある人もない人も、基礎から、ゆっくり学んでほしい。 |
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授業計画 |
1.序論:聖書とは何か 2.信仰の父としてのアブラハム:創世記 3.聖戦と誓約同盟:出エジプト記 4.ダビデとソロモンの王国:列王記 5.正義について:アモス書・ホセア書など 6.ナショナリズムと宗教:申命記 7.国家滅亡と創造神話:創世記・エレミヤ書など 8.歴史と神:イザヤ書など 9.終末と悔い改め:マルコによる福音書など 10.イエスの宣教:四福音書など 11.十字架と復活:四福音書・使徒言行録など 12.グノーシスとアガペー:ヨハネによる福音書 13.異邦人への伝道:ローマの信徒への手紙など 14.聖霊と清き生活:使徒言行録など 15.死者の復活と最後の審判 16.結論:キリスト教とは何か |
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