授業概要 |
キリスト教とは何かを知るための入門的コースとして、キリスト教の中心的な確信とそこから生まれる生き方について、「聖書」、主として新約聖書の中の主要なテーマを紹介し、概観、考察する。聖書学的研究であるよりは、聖書の語りかけを、人間の生の課題、呼びかけとして取り上げ、探究する。 |
課題・評価 |
授業への参加度、レポート、試験による。 |
テキスト |
「聖書―旧約・新約両聖書」―新共同訳 日本聖書協会 (他の訳でもよい) |
参考文献 |
テーマに応じて授業中に紹介する。 |
受講生への要望 |
キリスト教に初めて接する人を対象とする。予備知識は必要ではないが、ディスカッションや考え、反応を書くことなどによる授業への積極的参加が要求される。 |
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授業計画 |
1.前期では、宗教、信仰とは何かという前提の考察から始めて、旧約聖書を背景として観た後、ナザレのイエスの主要なテーマ、「神の國」の意味、人間の底にある希求、「いのち」とそれを破壊するもの、「いのち」を育む力などについて考察していく。 2.後期では、さらにそのテーマを追って、ナザレのイエスの出来事を通して、苦しみ、死、それを貫く「いのち」、キリスト教の核心にある「愛」について考察する。 |
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