授業概要 |
統治機構の基本的原理である権力分立制について解説する。国会・内閣・裁判所の各機関はどのように構成され、どのような権能を持つのだろうか。それらは互いに「抑制と均衡」を保っているが、福祉国家の要請に伴い行政権の役割が飛躍的に増大している今日、自由主義や民主主義の形骸化をどのようにして防止したらよいのかを検討する。 |
課題・評価 |
出席と試験による。 |
テキスト |
伊藤正己「憲法入門」(改訂版)(有斐閣双書)(有斐閣) |
参考文献 |
講義の中で適宜指示する。 |
受講生への要望 |
テキストをじっくり読んで授業に出席して欲しい。憲法IIIと憲法IVの両方を受講するのが望ましい。 |
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授業計画 |
1 権力分立の意義 2 国会(国会の地位、両院制、国会議員の地位、国会の会期、国会の議事、国会と財政、議員の権能) 3 内閣(行政権、議院内閣制、内閣の組織、内閣の権能) 4 裁判所(司法権、司法権の独立、裁判所の組織) 5 憲法の保障(憲法の保障の方法、違憲審査制) 6 地方自治(地方自治と民主制、地方自治の本旨、地方公共団体、地方公共団体の機関と権能) |
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