授業概要 |
歴史研究のための文献資料には、古文書や日記などのほかにも歴史書、系図、物語などの古典籍がある。ここでは、その基礎的知識の習得をめざすとともに、その活用方法についても考えてみたい。また、できるだけ和装本や複製本を用いて、活字本では得られない情報の収集やそれらの文化財的見方についても述べていく。 |
課題・評価 |
筆記試験を中心に評価する。 |
テキスト |
特になし。毎回コピーを配布する。 |
参考文献 |
岩波講座『日本通史』別巻3史料論など。 |
受講生への要望 |
日本史専攻生には限らないが、日本の古文献についての話が大部分なので留意してほしい。 |
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授業計画 |
1.歴史学で扱う資料について概観する。 2.古文書・日記の資料としての特徴と限界について考える。 3.古典籍の内容とその特徴について述べる。 4.古典籍の歴史研究における活用方法を検討する。 5.和装本や複製本を用いて古典籍の調査方法と取扱いを習得する。その際に活字本では得られない情報の収集にもつとめる。 6.古典籍の伝来をめぐる問題を考える。 7.古典籍の修理と保存について述べる(修理所の見学を含む)。 |
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