授業概要 |
東洋史西方コース2年生のための入門演習。ヨーロッパ人旅行家の残した旅行記を読むことで、彼とともに西アジアを一緒に旅しながら、この地域に対する具体的なイメージをもってもらうのが演習の目的である。ここでは、17世紀中葉にフランスからインドに旅したフランス人の旅行記の英訳を読む。 |
課題・評価 |
出席状況や質問などを通じた授業への参加度、レポート提出を総合的に評価。 |
テキスト |
The Travels of Monsieur de Thevenot into the Levant |
参考文献 |
バーナード・ルイス著、尾高晋巳訳『ムスリムのヨーロッパ発見』(上)(下)春風社、2000−2001年 |
受講生への要望 |
非常にゆっくり読み進めるので、英語だからといって恐れないこと。 |
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授業計画 |
はじめに17世紀半ばにおけるインドを含む西アジア社会の概観を行う。この時代についてのある程度のイメージを共有したうえで、テキストの講読に取りかかる。 その際、テキストを原文に忠実に訳すことを第一の目的とし、受講者全員が予習し、授業中にこれを訂正するというかたちで読み進める。ただし、単に日本語に置き換えるだけではなく、テキストを理解するための歴史的背景の説明、また特殊な用語の解説も適宜加える。 なお、西アジアを舞台とする映画を鑑賞することも考えている。 |
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