授業概要 |
この授業では、冷戦の起源から終焉までの米国外交の軌跡を振りかえるとともに、冷戦終焉後の国際社会における米国の役割をさぐってみたい。またその過程で、「孤立主義と国際主義」、あるいは「外交における道義と現実」といった、米国外交の特質にもせまってみたい。さらに昨年9月の同時多発テロのインパクトについても考察したい。 |
課題・評価 |
前期・後期に記述式の試験を行う(ノートの持込み可)。 |
テキスト |
授業中にプリントを配布する。 |
参考文献 |
有賀貞・宮里政玄編「概説アメリカ外交史」有斐閣選書 ヘンリー・キツシンジャー著「外交」 |
受講生への要望 |
国際問題に関するテレビ番組や新聞・雑誌等の論調に親しんでほしい。 |
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授業計画 |
(1)前期においては冷戦の起源から冷戦の常態化までを、また後期においては緊張緩和から冷戦終焉までを、当時の米国政府部内の政策論争を紹介しつつ論じていく。 (2)最後に、冷戦終焉の意味合いと、ポスト冷戦期を経て21世紀に至る米国の役割を、クリントン政権とブッシュ新政権の対応を中心に考察する。 (3)又同時多発テロが米国外交にどのような変化をもたらしたかについても検討する。 |
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