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コード 1030
系列
授業科目 東洋近代史特講
副題
担当者 八尾師 誠
期間・単位 通年4
曜日・時間 月2
対象学年
特記事項 学部3・4年生受講可

授業概要
 複雑な民族構成を特徴とする中東・イスラーム世界にあっても、際だった多民族国家イランにおける「イラン人アイデンティティ」形成に関するイラン人自身、或いは欧米人研究者らが提起している様々な議論を検討し、その論点を整理することを通じて、国民国家イランにおける「民族」と「国民」を巡る今日的問題の諸相を考察する。
課題・評価
 基本的には演習形式を取るので、そこでの報告内容と、議論への積極的参加の度合いが評価基準となる。
テキスト
 Mostafa Vaziri, Iran as Imagined Nation-The Construction of National Identity-, New York, 1993 (当方で用意)
参考文献
 八尾師 誠著、『イラン近代の原像』、東京大学出版会、1998年、他。
受講生への要望
 イラン近現代史の大まかな流れを頭に入れて、国民国家形成に至る過程の特徴を把握しておくこと。

授業計画
 本特講は、基本的にはゼミ形式を取り、当該問題に関する英文のテキストを参加者全員で読み解きながら、問題点を抽出し、それについて議論してゆく。毎回、テキストの邦語訳と関連事項の下調べを参加者に割り当て、輪番制で報告して貰い、それを材料として議論を進める。その際、毎回、議論の核となるキーワードを設定し、議論の凝集度を高めるとともに、全体を貫く議論の筋道を付けてゆく。なお、想定されるキーワードには以下のようなものがある。
 1.イラン・ザミーン
 1.アーリア人仮説
 1.ペルシアとペルシア人
 1.シーア派イスラーム
 1.国号としての「イラン」
 1.多民族国家
 1.国民国家
 1.オリエンタリズム
 1.イラン史
 1.「国民」と「民族」
 1.「歴史」と「記憶」
 1.ナショナリズム


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