| 授業概要 |
| 複雑な民族構成を特徴とする中東・イスラーム世界にあっても、際だった多民族国家イランにおける「イラン人アイデンティティ」形成に関するイラン人自身、或いは欧米人研究者らが提起している様々な議論を検討し、その論点を整理することを通じて、国民国家イランにおける「民族」と「国民」を巡る今日的問題の諸相を考察する。 |
| 課題・評価 |
| 基本的には演習形式を取るので、そこでの報告内容と、議論への積極的参加の度合いが評価基準となる。 |
| テキスト |
| Mostafa Vaziri, Iran as Imagined Nation-The Construction of National Identity-, New York, 1993 (当方で用意) |
| 参考文献 |
| 八尾師 誠著、『イラン近代の原像』、東京大学出版会、1998年、他。 |
| 受講生への要望 |
| イラン近現代史の大まかな流れを頭に入れて、国民国家形成に至る過程の特徴を把握しておくこと。 |
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| 授業計画 |
本特講は、基本的にはゼミ形式を取り、当該問題に関する英文のテキストを参加者全員で読み解きながら、問題点を抽出し、それについて議論してゆく。毎回、テキストの邦語訳と関連事項の下調べを参加者に割り当て、輪番制で報告して貰い、それを材料として議論を進める。その際、毎回、議論の核となるキーワードを設定し、議論の凝集度を高めるとともに、全体を貫く議論の筋道を付けてゆく。なお、想定されるキーワードには以下のようなものがある。 1.イラン・ザミーン 1.アーリア人仮説 1.ペルシアとペルシア人 1.シーア派イスラーム 1.国号としての「イラン」 1.多民族国家 1.国民国家 1.オリエンタリズム 1.イラン史 1.「国民」と「民族」 1.「歴史」と「記憶」 1.ナショナリズム |
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