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コード 1035
系列
授業科目 西洋近代史研究II
副題 「17世紀の危機」を考える
担当者 小泉 徹
期間・単位 通年4
曜日・時間 火2
対象学年
特記事項 学部3・4年生受講可、学部生は「西洋史演習」の単位とすることができる

授業概要
 17世紀中葉にヨーロッパ各地で生じた革命、反乱の性格をめぐる「17世紀危機論争」が始まってから半世紀が過ぎた。しかし「『国家』と『社会』の間の緊張関係」、「官僚制と既得権益」といった論争の主題は、ますます重要性を増しつつあるように思われる。この授業では、論争を振り返って、その現代的意義を考える。
課題・評価
 授業中の発表、期末のレポートによって評価する。
テキスト
 Geoffrey Parker etc. (eds.), The General Crisis of the Seventeenth Century, 2nd ed., Routledge, 1997.
参考文献
今井宏編訳『17世紀危機論争』創文社
受講生への要望
 見かけよりも面白い主題なので、授業中の積極的発言を期待する。

授業計画
 前期は邦語文献を用いて論争の全体像の把握する。後期は論争に関連した興味深い論文を英語で読む。授業の目的はただ読むことではないので、論争を手がかりとしてさまざまな問題について討論したい。


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