授業概要 |
17世紀中葉にヨーロッパ各地で生じた革命、反乱の性格をめぐる「17世紀危機論争」が始まってから半世紀が過ぎた。しかし「『国家』と『社会』の間の緊張関係」、「官僚制と既得権益」といった論争の主題は、ますます重要性を増しつつあるように思われる。この授業では、論争を振り返って、その現代的意義を考える。 |
課題・評価 |
授業中の発表、期末のレポートによって評価する。 |
テキスト |
Geoffrey Parker etc. (eds.), The General Crisis of the Seventeenth Century, 2nd ed., Routledge, 1997. |
参考文献 |
今井宏編訳『17世紀危機論争』創文社 |
受講生への要望 |
見かけよりも面白い主題なので、授業中の積極的発言を期待する。 |
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授業計画 |
前期は邦語文献を用いて論争の全体像の把握する。後期は論争に関連した興味深い論文を英語で読む。授業の目的はただ読むことではないので、論争を手がかりとしてさまざまな問題について討論したい。 |
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