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コード AM12-01
系列 系列:キリスト教学I
授業科目 キリスト教学I−2
副題 日本の伝統的宗教的心性とキリスト教
担当者 清水 正之
期間・単位 通年 4
曜日・時間 火4
対象学年 1・2
特記事項 再履修不可

授業概要
 人はどのように神あるいは超越的なものに出会うのか。キリスト教自体、さまざまな異教的なものとの出会いのなかで作られてきた。キリスト教とはなにかを、異教の地日本での、キリスト教との思想的哲学的出会いの場面から、出会うことの意味や、自らの内にある超越的なもの、キリスト教的なものへの通路に、あらためて「自覚的に」気づくことの意味を考える。
課題・評価
 前期後期それぞれの期末レポート、数回実施する小レポート、出席率から総合的に評価する。
テキスト
 内村鑑三『余は如何にしてキリスト信徒になりしか』(岩波文庫)新渡戸稲造『武士道』(同)。後期に講読する。
参考文献
 内村鑑三・新渡戸稲造の上記本。上記以外にも翻訳はいくつかある。その他の参考書は授業中に適宜紹介する。
受講生への要望
 自分の言葉で意見を述べることを重視したく思います。

授業計画
前期
日本および東アジアの伝統思想とキリスト教
神とカミガミ
キリシタン伝来時の文化の出会い
新井白石のキリスト教と西洋の理解
和辻哲郎の原始キリスト教理解と日本の神々の諸型
日本近代とキリスト教
内村鑑三の回心
新渡戸稲造におけるキリスト教と日本の伝統
キリスト教思想史としての日本キリスト教文学
世界宗教からみたキリスト教(とくに仏教とキリスト教)

後期
内村鑑三・新渡戸稲造・その他の著作を読みながら、前期のテーマを事例にそって深めていく。



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