授業概要 |
日本国憲法の基本原理である国民主権、基本的人権の尊重、平和国家について解説する。人権保障の確立期から人権体系の中心をなす自由権、資本主義の高度化に伴って生み出された社会権、また、情報化時代の到来により重要性を増しつつある「知る権利」、環境権やプライバシー権などの「新しい人権」について講義をする。さらに、国連における男女平等論の展開や、家族生活における個人の尊厳と両性の平等についても、詳しく解説する。 |
課題・評価 |
試験の結果により評価する。 |
テキスト |
伊藤正己「憲法入門」(有斐閣双書) |
参考文献 |
講義の中で適宜指示する。 |
受講生への要望 |
基礎知識を身につけるためにテキストをよく読んで欲しい。憲法IIIと憲法IVの両方を受講するのが望ましい。 |
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授業計画 |
1.憲法とは何か 2.国民主権 ・国民主権の原理 ・国民主権と象徴天皇制 3.基本的人権の尊重 ・新しい人権 ・法の下の平等(平等の理念、国連における男女平等論の展開、家族生活における個人の尊厳と両性の平等) ・自由権(内心の自由、表現の自由、経済的自由、人身の自由) ・社会権(生存権、教育を受ける権利、勤労の権利) 4.平和国家 ・平和主義の原理 ・戦争放棄と自衛権 ・戦力不保持 ・国際協調と平和主義
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