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コード DD12-01
系列 系列:東洋史
授業科目 中国近代史
副題 毛沢東と近現代中国
担当者 味岡 徹
期間・単位 通年 4
曜日・時間 金3
対象学年 2・3・4
特記事項 再履修可、他専攻生も履修可

授業概要
 毛沢東(1893-1976)は、30年近い苦難の革命運動の末に中華人民共和国を建てたが、建国後の国家運営では十分な成功を収めることができなかった。毛沢東の革命と政治は何であったのかという問題を、毛沢東の人物像、彼が築いた政治体制、そして毛の死後の中国政治の変容から考えようというのが講義の目的である。
課題・評価
 年間2回のレポート提出を課し、その評価を主にしつつ、出欠、研究論文の紹介作業などを加味する。
テキスト
 テキストは使わず、プリントを配布する。
参考文献
(1)矢吹晋『毛沢東と周恩来』、講談社現代新書、1991年。
(2)NHK取材班『毛沢東とその時代』、恒文社、1996年。
受講生への要望
 特になし。

授業計画
1.毛沢東研究、中国革命史研究の現状
2.毛沢東の革命運動の出発
3.中国共産党への参加と国共合作下の活動
4.ソビエト革命と「長征」
5.抗日戦争と党内指導権の確立
6.戦後内戦における勝利と人民共和国の建国
7.朝鮮戦争と社会主義改造の推進
8.階級闘争論と反右派闘争
9.「大躍進」政策とその失敗
10.文化大革命
11.毛沢東の歴史的評価
*講義以外に、研究論文を数篇読む。
*映画ビデオなどの視聴覚教材も数回使用する。



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