授業概要 |
(1)ホリスティックな教育(全体的な教育:五感・六感を用いた教育)を体験的に学び、 (2)自分自身について、知識について、他者とのかかわりについて、ホリスティックな視点から体験的に学ぶ (3)教育実践プログラムを作る。 |
課題・評価 |
平常点・レポート |
テキスト |
授業中にプリントを配布する。 |
参考文献 |
ジョン・ミラー「ホリスティック教育」春秋社。ホリスティック教育研究会「ホリスティック教育入門」柏社。 |
受講生への要望 |
冬休み中にグループで「ホリスティック教育」の模擬授業を行います。 |
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授業計画 |
◇ 学校では、知識を日常生活や心身から乖離した上に、さらに国語、社会、算数という細分化した教科を設定します。各教科はさらに単元を細かく分けて知識を断片化し、断片化された知識を子どもに暗記させようとします。これに対して、デューイ以来の経験主義教育は、断片的でなく実生活からも乖離しない教育を試みます。しかし、近年、そうしたデューイ以来の方法に対して、科学的・合理的であるがゆえに、教育は生き生きとした五感や自然とのつながりと乖離してしまったという批判が起こり、五感や第六感、つまり多様で生き生きとした感性や身体を大事にする「ホリスティック教育」が唱えられました。この「ホリスティック教育」を考え・体得しようというのが、授業のねらいです。 この授業はつぎの要素を含みます。 (1)ホリスティック教育についてのミニ・レクチャー (2)ホリスティック教育についての文献講読 (理論、学校での実践) (3)学習と心身の関係(分断的、科学的、ホリスティック)についての実習 (4)ホリスティック教育の体験 (5)ホリスティック教育のファシリテータ・ロール(先生役割)の体験
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