2006 syllabus

2006 授業計画(抜粋)

授業概要

　『枕草子』を精読する。適宜章段を選び、類聚的章段、随想的章段、日記的章段の各々を通してうかがわれる作者の考え方を探りたい。紫式部をはじめ他の平安時代の女性作家との対比も折にふれ顧みることになろう。

課題・評価

　各自の発表、質疑応答、及び後期末のレポートなどにより評価する。

テキスト

　石田穣二訳注『枕草子』上下（角川ソフィア文庫）

参考文献

　教室で指示する。

受講生への要望

　充分に調査した上での報告と共に、受講生全員の質疑応答、討論への積極的な参加が望まれる。なお、この科目の受講希望者は事前に研究室で所定の手続きを済ませること。

授業計画

１．諸本の検討、『枕草子』の成立、作者などの概観。報告者割当。
２．文学史的位置を考える。
３．研究史概観。
４．割当に従っての研究発表。質疑応答。

University of the Sacred Heart, Tokyo