2006 授業計画(抜粋)
コード
KB72-01
系列
系列:初等教育学
授業科目
図画工作科教育法 A
副題
副専攻
初等教育学副専攻 小学校コース
担当者
水島 尚喜
単位
2
期・曜時
後期 金3
対象学年
2・3・4年
特記事項
授業概要
造形教育は、時代とともに変遷してきた。特に現代の多様なメディア環境(主として視覚的な媒体)は、子どもの感性に多大の影響を与え、彼らの造形表現を質的に変えようとしている。様々な時代や文化状況の中で、子ども及び図画工作の内容がどのように変貌してきたのかを具体的に検討し、理解を深める。
課題・評価
授業レポート、学年末レポート、出席等による総合評価
テキスト
特に定めない。
参考文献
資料などは、授業中に適宜示す。
受講生への要望
図画工作の教科書をもとに美術教育に関わるグランド・デザインを描く。さらに、具体的なキーワードをもとに、現代に至る美術教育の系譜をプリント、スライド、ヴィデオなどを用いて講述する。
・映画『絵を描く子どもたち』と創造美育運動
・エンデの『モモ』をひもときながら―美術教育における子供性とは
・『フランス・チゼック』による美術教育の理念
・『美術教育のマニュアル化』と今日的問題
・『4本足のニワトリ』と情報環境
・『テレジン収容所の子どもの絵』が示すもの
などを予定している。
授業計画
全体は以下の3つの授業方法を組み合わせておこなう。
1.【講義】
取り上げる主なテーマは以下を予定している:
・「音の風景」と「音楽」
・音楽の起源
・モースの聴いた日本の歌・日本の音
・「歌」とはなにか
・「楽器」の発生と種類
・音具と創作楽器
2.【学生によるプロジェクト】
主な課題は以下を予定している:
・耳から習った歌
・サウンド・エデュケーション
3.【実技】
ピアノによる弾き歌いを中心とし、関連する内容として以下を含む。
・楽典の基礎
・コードネームによるピアノ伴奏
University of the Sacred Heart, Tokyo