コード WD73-01
系列 人間科学専攻(博士前期課程)
授業科目 学習心理学特論Ⅱ
副題 (心理学における感情研究について学ぶ)
副専攻
担当者 高橋 雅延
単位 2
期・曜時 後期 木1
対象学年 院生のみ
特記事項

授業概要
 いわゆる「知情意」と呼ばれる心の働きの中の「情」に関した知見を知ることは、心理学のどの分野を専門とする者にとっても必要不可欠である。この授業では、感情に関する最新の知見と動向を知るために、発達心理学、生理心理学、認知心理学、社会心理学、臨床心理学からのアプローチを取り上げ、テキストと関連文献を読みながら学んでいく(毎回、全員がコメントを提出)。
課題・評価
 発表(内容および発表技法を評価)60%、質疑応答・討論20%、コメント(論理性、明確性などを評価)20%
テキスト
 高橋雅延・谷口高士(2002).感情と心理学―発達・生理・認知・社会・臨床の接点と新展開― 北大路書房
参考文献
 福田正治 (2006). 感じる情動・学ぶ感情-感情学序説- ナカニシヤ出版/北村英哉 (2003). 認知と感情 ナカニシヤ出版/濱治世・鈴木直人・濱保久(2001).感情心理学への招待 サイエンス社
受講生への要望
 心理学の複数の領域から感情を学ぶので、感情研究に初めて触れる院生だけでなく、最新の知見を知りたい院生、自分の領域の感情の位置づけに悩んでいる院生も歓迎する。
授業計画
 授業前半はテキストの各章の分担発表、後半は関連文献の発表を行う。以下に、おおよその授業計画を示した(詳細な内容は、授業第1回目のオリエンテーションで明示するので、必ず出席すること)。
(1)オリエンテーション(レジュメの作成法、発表方法、コメントの書き方、評価の方法、オフィスアワー、テキスト発表の割り振りなど)
(2)感情と心理学の基礎(発達における情動と認知の絡み)/感情の生理的指標
(3)感情の操作方法の現状(感情と認知をめぐる研究の過去・現在、未来)/日常的素材と感情(感情とエピソード記憶)
(4)音楽と感情/対人感情の認知理論(もう1つの理論的視座)
(5)感情とともに生きる(援助行動と感情)/心理臨床における感情
(6)~(12)テキストの関連文献の個人発表
(13)授業のまとめ

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