コード CC11-01
系列 系列:日本文学
授業科目 古典文学演習Ⅰ
副題
副専攻 C1
担当者 石田 千尋
単位 4
期・曜時 通年 金3
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 テーマ
 本科目では、奈良朝に成立した歌集『万葉集』に収載された歌の表現を丁寧にたどりながら、一首一首の主題とその背後に広がる万葉の精神風土を探ってゆく。
課題・評価
 学年末にレポートを課す。評価は、出席状況を最重視し、発表内容・レポートを総合して行なう。
テキスト
 佐竹昭広・木下正俊・小島憲之『万葉集本文編(補訂版)』(塙書房)/坂本信幸・毛利正守『万葉事始』(和泉書院)
参考文献
 『万葉集』の諸注釈書
受講生への要望
 チャレンジ精神と楽しむ心をもって臨んでもらえることを期待する。なお、この科目の受講希望者は事前に研究室で所定の手続きを済ませること。
授業計画
 今年度は、天武・持統朝(672~697年)、いわゆる万葉第二期に成立した、天皇・皇子・皇女らがうたったと伝えられる儀礼歌や恋歌などを取り上げ、そこに表現された世界を玩味してみたい。
 具体的には、受講生各自が担当する歌を選び、毎回一名ずつの報告中心に討議を行なって、歌の読みを深めてゆくかたちで進める。報告にあたっての調査方法やレジュメ作成のポイントについては、あらかじめオリエンテーションする。
 1300年以上ものはるかな昔に生まれた歌々から、その時代に生きた人々の<心の声>にじっくりと耳を澄ましてみる―そんな演習になればと考えている。

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